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グレー色の屋根ってなに?

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

日本ではグレー色の屋根が多いのはなぜ?とご質問いただきました!

 

確かに、昔のいぶし瓦はグレー色!

日本の最古の瓦屋根、元興寺の屋根はいぶし瓦でグレー色です!

その他にも、地元の有名な専修坊さんもいぶし瓦でグレー色です。(約180年前の瓦)

社寺仏閣・城郭のいぶし瓦のグレー色が基軸となって、日本ではグレー色の屋根が多いと言われています。

約180年間、その地域のシンボルとして、尊敬される存在であり、180年経過しても、汚いとか汚れているという負のイメージを与えないグレー色を真似たいという心理があるのではないでしょうか?

 

釉薬瓦のグレー色は?

いぶし瓦以外にも釉薬瓦のグレー色も数種類あります。

いぶし瓦の色を真似た清箔(せいはく)があります。

少し白っぽいグレー色です!

釉薬瓦はほとんど変色しないので、経年での色むらが少ない仕様となっています!

 

逆に、経年での色むらのイメージを新築時のデザインとして取り入れた清箔の濃中淡の混ぜ葺仕様(限定品)もあります。

大自然の中に建設された大型の施設なため、自然の中に溶け込むように、工夫されたデザインと言えます。

 

グレー色の中でも、濃い灰色というイメージなのがハイシルバーです。

いぶし瓦や清箔と違い、表面がガラス質となっていて、光沢があります。

築30~40年ぐらいの住宅に多く使われています。

不具合や変色もなく、まだ、多くの屋根で現役としてがんばっている瓦です!

 

もっとも多いグレー色

もっとも多くの住宅に使われているのが、イブシ銀です。

いぶし瓦よりも少し黒目の色合いです。

日本瓦の7割程度はこのイブシ銀となっています。

化粧スレート屋根は黒色がメイン色ですが、瓦屋根はこのイブシ銀がメイン色と言えます。

もちろん、F形瓦にもあります。

 

なぜ?グレー色が多いの?

なぜ?グレー色が多いのかは、諸説ありますので、代表的なものは以下のものです。

●昔からいぶし瓦に慣れ親しんでいる。

●汚れが目立ちにくい。(車もシルバー色は汚れが目立たないですね!)

●変色も白から黒の無彩色の間で変化であるため、気にならない。

●柱などの木材や樹木などの自然色になじむため。

この写真の屋根がスレート屋根のように真っ黒だと住宅の雰囲気が大きく変わります。

今回、使用した写真、すべてにおいて、屋根が周辺の自然・風景にマッチしていると感じませんか?

グレー色の屋根は日本の自然な風景に似合う色と言えますね!

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