防災瓦(ぼうさい)ってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「瓦と防災瓦の違いは何があるの?」とお施主さまから質問をいただきました。
Q:防災瓦(ぼうさい)ってなに? ~Q054~
A:耐風性能が向上した瓦。赤丸の部分に出っ張り・爪(つめ)がある形状の瓦。爪が他の瓦と組み合うことにより、耐風性能が大幅に向上。その他の部分は、昔の瓦と同じ形状で、屋根の葺いた状態では違いがない。現在、製造されている瓦の99%以上が防災瓦となっている。
耐風性能が向上した瓦
防災瓦は、15年程度前から徐々に普及した耐風性能の高い瓦です。
瓦の耐風性能試験が確立したことで、防災瓦の有効性が証明され、安全・安心の防災瓦として認知されています。
爪の有無以外は、昔の瓦と防災瓦の形状は全く同じです。
爪が赤丸の部分で、右下の瓦に連結します。
連結することで、右下の瓦を留めている距離の近い釘の影響を受けます。
強風でも瓦の浮き上がりを防ぐことができます。
昔の瓦では、黄色の↑浮力から釘までの距離が長いため、てこの原理で大きな力となって釘を引き抜く方向で働きます。
同じ浮力でも、防災瓦は耐えることができます。
F形でも同様な機能がある形状の瓦となっています。
安全・安心な瓦屋根の実現に貢献しています。
価格も基本的には、普通の瓦と防災瓦は同じです。
現在では、三州瓦のほとんど種類の瓦が防災瓦となっています。
10年程度前からは、指定がなければ、ほぼ防災瓦が標準となっていますのでご安心ください。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。