屋根の本ってなにがあるの?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「屋根について調べようと思うけど、参考になる本はなにがある?」と工務店さんから質問をいただきました。
Q:屋根の本ってなにがあるの? ~Q030~
A:日本建築学会が発行しているJASS12(ジャス12)に、屋根工事全般が記載されている。建築工事標準仕様書・同解説として建築の各工事について、日本建築学会が取りまとめていて、屋根工事は12となっている。各屋根材団体、施工団体、各種関連団体が参加している。瓦、化粧スレート、金属屋根、アスファルトシングルと代表的な屋根材は掲載されている。
JASS12という屋根工事に関する仕様書がある
屋根工事の目標性能、下地、下葺から各種屋根材の施工、とい工事までが記載されています。
屋根工事の目標性能は、防水性、耐風圧性、耐震性、耐久性、耐衝撃性、防火性、断熱性、防露性、防音性、発生音遮断性、対熱伸縮性があり、それぞれについて細かく取り決められています。
下葺については、要求条件として、止水性、耐久性が決められています。
材料としては、アスファルトルーフィングと合成高分子系シートが記載されています。
透湿ルーフィングについては、現在行われている改定で追加されるようです。
粘土瓦葺、プレスセメント瓦葺、住宅屋根用化粧スレート葺、繊維強化セメント板葺、金属板葺、折板葺、銅板葺、アスファルトシングル葺と主だった屋根材について、性能、材料から工法まで標準的な内容が一律に記載されています。
また、とい工事についても記載されています。
全般的な標準的な屋根工事の内容については参考になる本と言えます。
(細部の作業要領書ではありません。)
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