粘土瓦の産地・種類を簡単にご紹介いたします。
粘土瓦の生産は、日本全国で行われていました。
現在の主な瓦産地の図です。
その中で、他の地域へ瓦を供給している三大産地として、三州瓦(愛知県)、石州瓦(島根県)、淡路瓦(兵庫県)があります。ここで、全国の90%以上を生産しています。
三州瓦は高浜市を中心に、半田市・碧南市・刈谷市・安城市に集積した瓦生産メーカーによって、製造されています。現在では、全国の65%以上を生産しています。組合組織があり、愛知県陶器瓦工業組合が中心となって、三州瓦のPRや技術研究、リサイクル事業などを行っています。会員数は30社弱となっています。
瓦の種類は3種類あります。
1つが『釉薬瓦』です。(下写真:左側) ガラス質のうわぐすりである釉薬を表面に塗り、焼成することで着色したものです。釉薬によって、さまざまな色が表現でき、生産量ももっとも多いです。また、日本の各地域によって、昔から使われた瓦の色があります。それぞれの街並みを釉薬瓦で形成しています。
2つ目が『いぶし瓦』です。瓦を燻化して、銀色の炭素被膜を表面に付けたものです。昔の社寺・仏閣に数多く用いられています。
3つ目が『無釉瓦』です。粘土を着色することなく、無釉で焼成したものや焼成窯の酸素・還元状態を変化させて、焼成したものがあります。
南欧風の建物に多く使用されています。
種類によって、デザイン性が変わりますので、お好みな種類をお選びください。
色合い・製法の種類以外にも、形状も多くの種類がありますので、また、ご紹介いたします。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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