みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
台風による雨漏り現場で、毎日、闘っております!
特に台風24号では、滅多に見ない雨漏りが発生しています。
丸窓からの雨漏り
丸窓のガラスと枠の間から雨漏りしていました。
こんな感じです。
丸窓が結露で水が溜まっていることはよく見かけるのですが、台風による雨漏りは初めてみました。
赤丸部分に水が溜まっていました。
さらに、詳しく見てみると強風が吹くたびに、ペアガラスが室内側に押されていました。
ガラスの動きに連動して、室内の雨漏り量が増えていました。
⇒部分から水が浸入して、水嵩が高くなるのが観察できました。
サッシからの雨漏りでよく見かけるのは、サッシのビス孔からの水滴落下や上部木枠からの水染みなどです。
市販のサッシでは、ガラスとそのパッキン、アルミ枠との間からの雨漏りは見たことがありませんでした。
しかし、この丸窓はガラスとパッキン、アルミ枠との間から強風に押されて浸入していました。
外側が劣化しているのかと、確認しました。
丸窓の外側に施されているシーリングはこんな感じです。
特別、亀裂などは観察できませんでした。
しかし、確かにこのシールを通過して、室内へ雨漏りしていました。
サッシの水密性能
そこで、サッシの水密性能を調べてみました。
JIS等級が定められていて、W-1 ~W-5 まであるようです。
カタログでは丸窓はW-4 となっていました。
W-4 は風速16~29m/sに相当しています。
台風24号のセントレアの最高風速が39.6m/sだったので、W-5を超えているので、雨漏りしてもしょうがないとも言えますね!
しかし、普通のサッシのパッキン部分からは雨漏りしていないので、丸窓の水密性能は落ちるようです。
デザイン性はいいのですが、結露や雨漏りする丸窓はおススメできませんね!
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