めずらしい水平天井のある天窓からの雨漏り
天窓がある場合、通常、勾配天井(屋根面に沿った斜めの天井)が多いです。
天窓からの採光を遮る水平天井は邪魔なのです。
水平天井の場合では、天窓下には空間としています。
今回、雨漏り調査した物件では、水平天井の天窓でした。
天窓からの雨漏り
水平天井の上の小屋裏空間に入ってみると普段と違い、明るい小屋裏でした。
天窓をみると天窓の立ち上がりコーナー部分に雨染みがありました。
天窓の軒先側のコーナーです。
反対側の軒先側コーナーも雨染みがありました。
立ち上がりの上部から雨染みがありました。
天窓のパッキン部分からの雨漏りでした。
天窓と屋根の取り合い部からの雨漏りの場合、雨染みが野地板部分に発生します。
この屋根は急勾配の屋根だったので、屋根面からの調査はできませんでした。
因みに、棟側のコーナー部を見てみると雨漏りはありませんでした。
天窓下の水平天井部分
天窓下の水平天井部分がとうなっているかと言いますと、
天井材がくり抜いてあり、そこに障子がはめ込んでありました。
障子の紙から明かりを取り込む方式となっていました。
障子には、雨染みがあり、天窓から垂れた雨染みでした。
築20年の建物で、断熱・気密としては、でたらめです。
小屋裏は外気なので、冬の冷気は障子一枚で中に入ってしまいます。
また、室内の湿気もどんどん小屋裏に入ってしまうために、屋根面のくぎに結露痕も見られました。
今では、あり得ない仕様ですが、めずらしいので、ご紹介しました!
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