脱気筒(だっきとう)ってなに?
脱気筒とは、屋上の防水層と下地(コンクリートなど)の間に発生する水蒸気を排気するための筒のことです。
屋上の真ん中あたりについているステンレス製の筒です。
面積の広い屋上で、脱気筒がないと防水層が膨らんでしまいます。
防水層全体の膨らみを防止するための筒なので、一定の面積ごとに設置されています。
また、隅っこではなく、真ん中に点々と設置されています。
蹴り飛ばすと雨漏りすることもあります!
ステンレス製の筒なので、強度があるように感じますが、そうでもありません。
薄い平らなベースに筒が溶接で一体化されています。
ベースはコンクリートねじで屋上に留め付けてあるので、強度はあります。
この上に、ウレタン防水を塗っていきます。
ベース部分は屋上と一体化するので、はがれることはありません。
しかし、頭の部分はそれほど強度はないのです。
蹴り飛ばすと溶接が外れてしまいます。
脱気筒がついていた穴を見てみると、
屋上コンクリート下地の目地の部分に設置されています。
目地の凹みは排気経路として有利だからです。
しかし、逆に、穴がむき出しの場合は、目地へ雨が入り込み、雨漏りの原因になります。
脱気筒が外れた場合は、早めに補修しましょう!
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