目次
屋上防水塗料のおすすめの選び方
DIYなどの自分で塗ろうとしている方へ屋上防水塗料の選び方のポイントを紹介します。
- 耐用年数の長い塗料を選ぶ
- 安心して使用できる塗料を選ぶ
- 混ぜるたり重ね塗りをしたりと工程が多いものはできるだけ選ばない
DIYとは言え、何度も自分で塗るのは大変ですので、なるべく耐用年数の長い塗料を選びましょう。
作業指示書通りに行わないと健康被害が発生してしまう塗料を選ぶのはやめておきましょう。
また、DIYするのに工程が多いものはできるだけ避けることをオススメします。
屋上防水塗料のおすすめ3選
屋上防水塗料のおすすめ3選を紹介します。
- フローン01X
- 屋根・屋上用防水材
- ニッペパーフェクトプルーフ
次の章から詳しく解説していきます。
【屋上防水塗料のおすすめ】①フローン01X
フローン01X(販売元:東日本塗料)はウレタン塗膜防水材です。
オススメのポイントは以下となります。
- 下塗り材からトップコートまですべてが1液タイプとなっている
- 原液のままローラーで施工できるので手軽で安心できる
- 硬化剤を混ぜ合わせる2液タイプと比べても性能が落ちない
- 人体に害のあるホルムアルデヒドの発散が抑えられている
ベランダ用5㎡セットですと、プライマー 2㎏、フローン01X 10㎏、トップコート 3㎏の併せて15㎏セットとなっています。
5㎡ごとのセットとして購入できるので、DIYに適しています。
【屋上防水塗料のおすすめ】②屋根・屋上用防水材
屋根・屋上用防水材(販売元:アサヒペン)は石油系アスファルトと合成樹脂を特殊加工し合成ファイバーを配合した厚膜タイプの防水材です。
オススメのポイントは以下となります。
- ハケ・コテバケ・コテで塗れる厚膜タイプ(1mm程度)の防水材
- 屋上・ベランダの防水に使用可能(ただし、防水シート上には不適)
- 粘度が高いため、細かいひび割れや小さな穴があってもそのまま塗れる
- 低臭タイプで作業が楽にできる
ただし、色は黒だけとなっています。
乾燥時間が長く、歩行可能になるまでに夏期/1~2日、冬期/2~3日となっています。
【屋上防水塗料のおすすめ】③ニッペパーフェクトプルーフ
ニッペパーフェクトプルーフ(販売元:日本ペイント)は作業性にすぐれたウレタンゴム系塗膜防水材です。
オススメのポイントは以下となります。
- 作業性にすぐれた1液形でもしっかり防水
- 缶を開けたらすぐに施工できる
- 伸び率が高く細かいひび割れの発生や動きに有効
下塗りのプライマーは2種類(FRP/コンクリート面用とウレタン防水/塩ビシート用)から選びます。
本体はパーフェクト1K プルーフをそのまま原液のまま塗ります。
トップコートはパーフェクトプルーフトップを塗ります。(つや有6色)から選ぶことができます。
屋上防水塗料を塗る際の注意点
屋上防水塗料を塗る際の注意点について紹介します。
- 材料に水が入らないようにする
- 火を使うものを近くにおかない
- 乾燥に必要な時間は確保する
- 耐用年数や性能を確認しておく
- 作業中に目に入らないように保護具を使用する
- 各工程では長期間開けないようにする
- 使い切りで作業する
それぞれの防水塗料ごとに細かく注意事項が記載されていますので、それをよく読み守るようにしましょう。
屋上防水のメンテナンスのタイミング
屋上防水は種類や工法によっても耐用年数に差があるものの、概ね10~15年程度の周期でメンテナンスが必要です。
防水工事の種類 | 耐用年数 |
---|---|
ウレタン防水 | 約10~13年 |
FRP防水 | 約10~15年 |
シート防水 | 約12~15年 |
アスファルト防水 | 約12~20年 |
新築時はもう少し持つ場合もありますが、その後の補修では長期間は期待できません。
メンテナンス計画を立てておくことをオススメします。
防水工事の代表的な種類について詳しくはこちらの記事で解説しています。
防水工事の代表的な種類を紹介!特徴や費用・耐用年数などすべて解説
防水工事のDIYはおすすめできる?
屋上の防水工事は塗装業者や工務店でも対応していない場合もある専門性の高い分野です。
本記事ではオススメの防水塗料を紹介してきましたが、基本的にはDIYによる防水工事はあまりオススメできません。
屋上は面積も広く、パラペット部があるので防水層を端部まで塗るのは簡単ではありません。
失敗したら、専門業者に依頼することになってかえって高くなってしまうリスクや雨漏りなどが将来的に起こるリスクがあるため、基本的には排水口を掃除するくらいにしておくべきです。
もしもDIYで塗料を塗るとしても、5年に1回のトップコートの塗り替え程度をオススメします。
防水工事を依頼した場合の費用相場
一般的な屋上(約100㎡)の防水工事(ウレタン防水)は約110万円程度(別途、足場約13万円)が必要となります。
屋上の劣化状況によって、費用は変わってきます。
雨漏りの有無やパラペット部の状態によっても補修範囲が変わるので目安とお考えください。
逆に、劣化していない状態であれば、安くなることもあります。
屋上防水工事の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】防水塗料で屋上の防水を長持ちさせよう
DIYなどの自分で塗ろうとしている方へ屋上防水塗料の選び方のポイントを紹介しました。
使いやすい3つの屋上防水塗料も紹介しました。
屋上防水は種類や工法によっても耐用年数に差があるものの、概ね10~15年程度の周期でメンテナンスが必要です。
本記事ではオススメの防水塗料を紹介してきましたが、基本的にはDIYによる防水工事はあまりオススメできません。
どうしてもDIYで防水塗料を塗りたい場合は、5年に1回のトップコートの塗り替えして屋上の防水を長持ちさせることをオススメします。
屋根・雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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