屋根点検の概要
築20年3階建て アスファルトシングル屋根の屋根点検
点検:1日
点検回数:約16年、築20年の2回
アスファルトシングル屋根築16年から4年経過したら限界でした。
4年前の築16年のときに、アスファルトシングル屋根の屋根点検を行いました。
このときは、北面のアスファルトシングルにき裂が少し入っていましたが、補修はせずに、様子を見ました。
それから4年経過して、築20年で再び、屋根点検した様子をご紹介します。
築20年では、北面のアスファルトシングルはき裂が進み、シングルの暴露面の端から端までつながっていました。
また、暴露面の端部に膨れの現象も見られました。
金属屋根のメンテナンスである重ね張りするには、限界の状態でした。
たった、4年経過しただけで、こんなに劣化が進むとは、想定外でした。
アスファルトシングルのメリットは、踏み割れがないことがあります。
しかし、踏み割れがなくても、劣化してき裂が入っては、かえって、たちが悪いとも言えます。
このようにき裂が入るとやがて、強風による飛散につながることが考えられます。
アスファルトシングルは、国産製と韓国などの海外製が入り乱れています。
一概に、アスファルトシングルとひとくくりにせず、製造元や補償内容をしっかりと検討されることをおススメいたします。
築16年築20年のアスファルトシングル屋根の屋根点検
築16年のとき
上の写真は、4年前の築16年のときに点検した写真です。(左側が北面、右側が南面)
著しい劣化はありませんでした。
上の写真は、北面です。はがれなどはありませんでした。
上の写真は、北面のアップです。
シングルの暴露面の端からき裂が入っていました。
全面には、不具合が発生していなかったので、補修はせず、そのまま様子をみてもらいました。
築20年のとき
4年経過して、築20年の屋根点検を行いました。
上の写真は、北面です。
築16年のときに比べて、アスファルトシングルの端部がボコボコ膨らんでいるのが、わかると思います。
上の写真は、北面のアップです。
⇒の部分は、暴露面のき裂ですが、4年前に比べて、き裂が長くなり、幅広くなっています。
赤丸は暴露面の端部ですが、膨れていることがわかります。
アスファルトシングル屋根のメンテナンスは、新しいアスファルトシングルをこの上に葺く、重ね張りがあります。
しかし、このようにところどころ、膨れが発生すると、重ね張りが困難になってきます。
この屋根のアスファルトシングルは築20年が屋根の寿命です。
メンテナンスをおススメし、別の屋根材でカバー工法を行いました。
比較してわかったこと。
このアスファルトシングル屋根は、築20年が寿命で、限界でした。
たった4年経過するだけで、このように膨れが発生するとは、想定外でした。
築16年のときに、新しいアスファルトシングルを重ね張りした方が、メンテナンス費用としては、安価となります。
各屋根材のメンテナンス計画を把握することで、家の屋根にかけるトータルコストを下げることもできます。
残念ながら、築15~20年程度がアスファルトシングル屋根の寿命ですので、メンテナンスをご検討ください。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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