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雨漏りはしっかり水を受ける!雨が降っているときの応急処置とは
雨が降っているときに水がポタポタと落ちてくる天井からの雨漏りでは、しっかりと雨水を受けることが被害を最小限にすることができます。
天井から水がポタポタと落ちてくるときに、水をしっかり受けるためのポイントが3つあります。
- バケツを使う
- 雑巾を使う
- 吸水シートを使う
次の章からそれぞれについて解説していきますね。
【雨漏りはしっかり水を受ける!】ポイント①バケツを使う
雨漏りを受けるポイントはバケツを使って、しっかり受けてやることです。
天井からの水滴は落差があるため、水跳ねしやすいです。
深さのあるバケツなどは、周辺に水跳ねすることを防ぎやすくなっています。
バケツの詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください。
【雨漏りにすぐに対応できる】バケツを使った応急処置の方法を解説
【雨漏りはしっかり水を受ける!】ポイント②雑巾を使う
バケツの中に雑巾をいれておくと天井から落ちる水滴が水はねすることの防止効果がさらに高くなります。
また、じわじわと壁や床から雨水が染み出ているところは、こまめに雑巾を使用して拭き取ってやることで他の2次被害を防ぐことができます。
床などは、どんどん広がってしまいますので、雑巾を使用してせき止めましょう。
【雨漏りはしっかり水を受ける!】ポイント③吸水シートを使う
バケツの中に雑巾のかわりに吸水シートをいれておくと、バケツをこまめに取り替える必要がなくなります。
吸水シートは、ホームセンター等では、1,000~2,000円程度で購入可能で、吸水シート1枚(約400g)で約10リットルの水を5~10分で吸水することができる優れものです。
おむつの吸水シートやペット用吸水シートを代用することもできます。
とくに、吸水シートは、天井上(屋根裏)でバケツの中に吸水シートを敷くことで、天井上が濡れることを最小限にすることができます。
吸水シートの使い方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏り対策に抜群の効果!吸水シートの特徴や使い方を徹底解説!
雨が止んでからやっておきたい応急処置
雨が降っているときは、とにかく、雨漏りを受けて2次被害を防ぎましょう。
そして、雨が止んでからは、雨漏りを修理するまでの応急処置を検討しましょう。
雨漏りの応急処置としては、防水テープや補修スプレーが有効です。
注意点としては、応急処置する場所が濡れていると、防水テープも補修スプレーもしっかりと機能をはたしません。
翌日などで、応急処置する場所が完全に乾いてから処置しましょう。
防水テープによる応急処置はコーキング材などに比べて、確実に孔をふさぐことができます。
また、アルミ・アクリルテープなら耐候性もそこそこあり、剥がした痕が残りにくいのでオススメです。
防水テープによる応急処置の方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
外壁など垂直面の応急処置であれば、補修スプレーが有効です。
モルタル外壁の細いクラックや基礎などのクラックは、補修スプレーを吹きかけることで、雨水をはじくことができます。
補修スプレーは外壁などを撥水加工するスプレーのことで、無色透明なため、少し広めに吹きかけることで効果的です。
補修スプレーによる応急処置の方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
手軽で使いやすい!雨漏り補修スプレーとは?選び方や注意点も解説!
自分で屋根にブルーシートをかけるのは危険です!
天井からの雨漏りというと、屋根にブルーシートをかけることが雨漏りの応急処置と考える人も多いと思います。
しかし、一般の方が「屋根に登ること」は全くオススメできません。
なぜなら、命掛けの作業となるからです。
傾斜のある屋根で、滑りやすいブルーシートをかけることはかなりリスクが高い作業となります。
大変危険なので、絶対にやめましょう。
また、ブルーシートは風を受けて、飛散しやすいです。
ブルーシートが飛んで、電線に引っかかると電力会社の方を呼ぶことにもなってしまいます。
一般の方が「屋根にブルーシートをかける」ことは、くれぐれもおやめください。
雨漏りを放置すると危険です!被害を最小限にしよう
応急処置は雨漏りの根本的解決ではありません。
応急処置だけを行って放置していると気が付かない間に、悪化していることがあります。
雨漏りを放置すると起こる現象を紹介します。
- 木材が腐る
- 金属が錆びる
- シロアリやカビの発生
- 漏電で火災発生
とくに、外からでは見えない部分の木材の腐れやシロアリによる蟻害は、建物の強度を低下させてしまいます。
雨漏り修理をしていて、外壁を開けてみると、木材がやられていることが多々見ます。
雨漏りを放置するリスクについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏りを放置すると家の寿命が減ります【屋根屋が危険性を解説】
【事例紹介】バケツだらけで修理を後回しになったケース
バケツによる応急処置だけを繰り返して、建物が劣化してしまった事例を紹介します。
バケツ、たらい、洗面器、お盆にタオルを組み合わせて、雨がバケツ内で移動するようにうまく工夫されています。
しかし、こんなに雨を受けることを考え、工夫するぐらいなら、雨漏りを直すことを検討された方が間違いなく合理的です。
室内の壁や床まで傷んでしまうことを考えると、天井からの雨漏りを業者に頼んで直してもらった方が安価で補修できますよ。
雨漏りしたときはどんな業者に依頼すればいいの?
雨漏りしたときは、雨漏り業者に早めに依頼することをオススメします。
しかし、どんな業者に依頼すればいいか、不安だと思います。
私はどんな業者がいいか相談されたときは、以下の基準で雨漏り業者を選ぶことをオススメします。
- 原因をきちんと特定できる
- 修理費用が相場内
- 近所への配慮が出来ているか
- アフターフォローが充実している
いくつかの業者に雨漏り修理の相見積をすることは大事です。
その時に比較することは、見積金額ではなく、雨漏りの原因について比較することが大事です。
次に、その雨漏り原因を取り除くのに、どんな方法を提案するのかを比較してください。
金額がいくら安くても、雨漏りが止まらなければ意味がありません。
しっかり原因を特定し、直せる業者に依頼することをオススメします。
雨漏り修理業者の選び方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【まとめ】天井の雨漏りの応急処置はまず水をしっかり受ける!
雨が降っているときに水がポタポタと落ちてくる天井からの雨漏りでは、しっかりと雨水を受けることで被害を最小限にすることができます。
雨水を受ける応急処置は以下の3つを活用しましょう。
- バケツを使う
- 雑巾を使う
- 吸水シートを使う
雨が止んでから行う雨漏りの応急処置としては、防水テープや補修スプレーが比較的簡単で有効です。
応急処置として、屋根にブルーシートをかけようとする方もいますが、傾斜のある屋根で滑りやすいブルーシートをかけることは落下リスクが高いのでおやめください。
応急処置だけを行って放置していると気が付かない間に、悪化していることがあります。
- 木材が腐る
- 金属が錆びる
- シロアリやカビの発生
- 漏電で火災発生
そのため、放置せず、雨漏りの原因をしっかりと特定し、直せる業者に依頼することをオススメします。
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