釉薬瓦ってコケが生えるの?
釉薬瓦ってコケが生えますか?とお問い合わせいただきました。
スレート屋根のように必ず生えることはありません。
しかし、屋根周辺の条件によっては生えることがあります。
最近見た事例をご紹介!
築20年の瓦屋根・・・
釉薬瓦:アイビーグリーン色/S形瓦
青みどり色の瓦で、焼き物ならでは色ムラがはじめからある商品で、人気があります。
2階の大屋根の瓦ですが、20年経過してもこのようにほとんど違和感がなくきれいなままです。
1階北側下屋根の一部には・・・
同じ住宅の屋根ですが、1階北側下屋根では・・・
壁に近い部分では、コケが生えていました。
瓦の表面が少し黄緑色になっています。
一部には、薄黒い所もあります。
釉薬瓦でも、条件によってはコケが生える事例です。
コケが生えたらどうすればいいの?
コケが生えたらどうすればいいの?と聞かれることがあります。
スレート屋根などは、表面を洗浄して再塗装することが一般的ですが、釉薬瓦ではどうでしょうか?
⇒洗浄してください。
コケが生えて、気になる方は洗浄をお勧めします。
再塗装する必要はありません。
コケが生えるとしても釉薬面のわずかなくぼみなどに入り込むだけで害はありません。
再塗装すると排水を妨げるなど別の害がありますので、お勧めしません。
⇒再塗装はNG!
まとめ:釉薬瓦でコケが生えたら洗浄してください!
釉薬瓦はコケは生えにくい屋根材と言えます。
しかし、屋根の周辺状況によっては生えることもあります。(1階、北面、高湿な雰囲気)
コケが生えても、瓦は劣化しませんので安心してください。
どうしても気になる方は洗浄のみでOKです。
再塗装は瓦の排水を妨げ、雨漏りの原因になりますので、お勧めしませんよ~!
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