日本瓦と和瓦の違いは?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
瓦業界にいるとなかなか気が付かないのですが、一般の方からご質問いただき、あらためて説明が必要かなと思いました。
瓦の種類でよく耳にする言葉として「日本瓦(にほんかわら)」、「和瓦(わがわら)」があると思います。
これらが指す瓦はどこが違うのでしょうか?
実は・・・全く同じです!
この瓦が「日本瓦」です!
正式名称は?
それでは「日本瓦」の正式名称は・・・実は、
「J形瓦(じぇいがたかわら」なんです。
あまり、聞かないですよね?
1枚で見るとこんな瓦です。
J形ということで、Jの形をしているのか?と想像する方もいらっしゃると思いますが、全く違います。
「J」はJapanese(ジャパニーズ)の「J」なんです。
昔からJ形瓦と呼んでいたわけではありません。
1996年(今から20年前ぐらい)にJIS(日本工業規格)の改定において、「J形」と名前を付けられました。
それまでは、「和形」と呼んでいました!
おさらいすると、「J形」、「和形」、「和瓦」、「日本瓦」は全て同じ瓦をさしています。
ちょっと、ややこしいですね!
ちなみに、デザイン的に和風住宅用しか、似合わないのかというとそうでもありません。
こちらのブドウ畑の中に建つ住宅の屋根も「日本瓦」!
煙突もあり、洋風住宅ですよね!
つまり、和風用だからJapaneseというわけでもないのです。
なぜ?J形なの?
実は、日本人が開発した瓦の形状なので、Japanese(日本式)という意味なのです!
昔から瓦があり、瓦の技術は朝鮮から伝わったと言われています。
しかし、実は昔の瓦の形状は違うのです!
社寺仏閣で使用されている瓦の形状は「本葺瓦(ほんぶきかわら)」と言われています。
この瓦は朝鮮から伝わった瓦の形状なのです!
まとめ:日本瓦、和瓦、J形、和形は全て同じ瓦のことです!
J形のJはJapaneseのJです。
日本人が開発した瓦の形状なんですよ~!
これからも大事にしたいものですね!
神清からのお願い
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