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天井張り替えをDIYでリフォームできる?
天井のクロスの張り替えであれば、部屋の角やクロスの継ぎ目などはキレイに張るにはコツが必要であるものの比較的初心者でもおこないやすいDIYです。
ただし、天井の張り替えが終わるまで部屋が使えなくなります。
室内にある家具や床の養生なども必要となります。
これらを「面倒くさい」と感じる方はDIYには向いていないと思います。
また、天井のベニヤ板を張り替えたり、クロスの下地となる石膏ボードを張り替えたりするには2人で作業する必要があります。
天井材の張り替えはややDIYのレベルが上がるとお考えください。
天井のクロスの張り替えのDIYを行うときの注意点
天井のクロスの張り替えのDIYを行う際の注意点を紹介します。
- ヨレたり空気が入ったりする可能性がありプロのような仕上がりにならない
- クロスはノリ付のものが良いが重たいクロスを頭より上に持ち上げることに苦労する
- 天井には照明や火災報知器があり、可能な限り外してもクロスの処理をする必要が出てくる
- 天井の高さが2m以上あるため、脚立に乗っての作業となり、落下しないようにする
スマートフォンの保護フィルムのように空気が入る可能性があり、仕上がりが気になる方は初めからやめておきましょう。
天井張り替えはDIYが良いのか専門業者が良いのか
天井の張り替えはDIYが良いのか専門業者が良いのかについては人それぞれです。
その上で専門業者に頼むべきケースを紹介します。
- 断熱材・ボードまで破損している
- 直径20cmを超える穴が空いている
- 切断された配線が見えている
- プロの仕上がりを求めている
- 材料や資器材を揃えるのが面倒
- 部屋が使えない時間が長くなる
上記のようなケースには当てはまらない場合はDIYでもありです。
その上で、少しでも節約したい人やDIY自体に興味がある人なら天井のクロスの張り替えのDIYをやってみる価値があります。
天井のクロスの張り替えのDIYに必要なもの
天井のクロスの張り替えのDIYに必要なものを紹介します。
・脚立
・カッター
・のり付きのリフォーム用クロス
・メジャー
・スポンジ ※クロスのノリをふき取るためのものです。
・なで刷毛
・地ベラ・ローラー
●脚立・・・2脚は必要です。
●のり付きのリフォーム用クロス
●地ベラ・ローラー・・・クロスを抑えるために使用します。
天井張り替えをDIYでリフォームする手順
天井のクロスの張り替えをDIYでリフォームする手順を紹介します。
- 天井のクロスを剥がす
- 照明を外す
- 天井に目印となる線を引く
- 天井にクロスを貼る
- 照明を戻す
天井のクロスをはがす
既存の天井クロスをはがします。
天井のリフォームする範囲、天井と壁の境界をカッターで切り、余分なクロスがはがれないようにしておきましょう。
カッターでクロスをめくりながら工事範囲をすべてはがしましょう。
照明を外す
施工範囲内の照明は外しておきましょう。
配線はつながっている状態でも大丈夫です。
天井に目印となる線を引く
天井クロスをきれいに貼るために、目印となる線を鉛筆で引きましょう。
点線などでも構いません。
天井にクロスを貼る
クロスの端から少し中に入った部分を天井の端に合わせて貼り付けていきます。
一人では難しいので、貼り付けた部分を押さえる人と二人で行うようにしましょう。
クロスの継ぎ目や端部はローラーを使ってしっかり密着させましょう。
はみ出た部分は地ベラとカッターを使ってカットしてください。
照明を戻す
新しいクロスを貼ったら最後に照明を戻して完了となります。
天井のクロスの張り替えをDIYでリフォームするときの費用
天井のクロスの張り替えをDIYでリフォームするときの費用を紹介します。
10㎡(6畳)程度の面積であれば、材料費は3~5万円程度です。(脚立などは別途)
クロスの量産品であれば1,000円程度で購入できます。
天井をDIYで塗装するのと費用的には大差はありません。
天井のクロスの張り替えを行うタイミングはいつ?
天井のクロスの張り替えを行うタイミングを紹介します。
- 汚れ・痛みが気になる
- 雨漏りや雨のシミがある
- 築年数15年以上経った
- カビの発生
雨のシミ、タバコのヤニ、動物の糞尿などの汚れはクロスを掃除した程度でとれるものではありません。
黒カビなどもきれい撤去することはできません。
築年数と言うよりは、天井のクロスの症状で張り替えを検討しましょう。
また、雨のシミがある場合は、雨漏りを確認していなくても雨漏りの有無を専門業者に調査してもらうことをオススメします。
雨漏りが直っていない場合は、クロスを張り替えしても再び雨のシミが発生してしまう可能性があるからです。
DIYによる天井の塗装は可能?
DIYによるクロスの張り替えを検討している方は、DIYによる天井の塗装も選択肢に入れることも可能です。
DIYによる天井の塗装は、クロスの張り替えよりもやや難易度は上がります。
塗装する場合は、塗料が下に垂れてしまうので注意が必要です。
費用的にはクロスの張り替えと塗装では大差はありません。
室内や家具などに塗料が付着して汚さないように、室内の養生・マスキングをしっかりと行うようにしてください。
また、天井の塗装では塗料の臭いが発生するため、作業中・作業後の室内換気を十分に行う必要があります。
ベニヤを貼る天井の張り替えはDIY可能?
単純に天井のクロスの張り替えだけでなく、天井の張り替えの際にベニヤを貼って下地を作る方法もあります。
雨漏りなどで天井のクロスだけでなく、天井のボードが傷んでしまう場合もあります。
この場合であれば、天井のボードの張り替えが必要となりますが、ボードの張り替えはDIYの難易度が高いため、ベニヤをカバーして下地とすることができます。
また、天井に凹凸や隙間があり、直接クロスが貼れない場合にも、ベニヤをカバーして下地とすることができます。
ベニヤで天井下地を作り天井クロスを貼るDIYは、天井ボードを張り替えるよりは容易とお考えください。
天井にベニヤ板を張ることについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
天井の張替えにベニヤ板がオススメの3つの理由を屋根屋が解説します
【まとめ】DIYによる天井張り替えは無理しない
天井のクロスの張り替えであれば、比較的初心者でもおこないやすいDIYです。
DIYによる天井張り替えの注意点を紹介しましたが、DIYに対する不安を感じたらDIYでの張り替えはやめておきましょう。
無理してDIY張り替えを失敗してしまうとリカバーするために業者に依頼すると下地から補修しなければならない可能性もあり、費用負担が大きくなります。
DIYではきれいに仕上がらないと理解した上で、それでも安価にしたい・DIYを楽しみたい場合に行いましょう。
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