みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
弊社の商品ラインナップの中に、緩勾配(かんこうばい)瓦があります。
普通の瓦よりも緩勾配(ゆるい傾斜の屋根)でも葺くことができるという特徴のある瓦です。
その緩勾配瓦について、簡単にご紹介します!
そもそも、屋根の勾配とは?
屋根の性能・仕様に関わる大事な要素として、屋根の勾配(こうばい)があります。
勾配?って、普段、聞いたことないですよね!
傾斜(けいしゃ)のある屋根の傾きの大きさを表しています。
家の図面などには必ず記載されているものですが、こんな表現で表しています。
この屋根の傾きは4寸(すん)勾配と呼んで表しています。
角度を表すときに、水平方向10寸に対する垂直方向の長さを寸単位で表して、その角度としました。
4寸勾配よりも2寸勾配の方が屋根の傾きはゆるくなります。
ちなみに寸(すん)とは、長さの単位です。(1寸とは、約30.303mmのことです。)
4寸勾配の傾きを角度°で表す21°48′05″となります。
緩勾配瓦(角度がゆるい屋根にも対応した瓦)
ユーロJ・A
日本の瓦の中で、最もゆるい屋根に対応した瓦です。(2寸勾配対応)
一見、普通の日本瓦に見えますが、瓦の端部の形状を工夫して、ゆるい屋根でも葺くことができるという優れものです!
具体的には、以下の部分となります。
①瓦の先端分がエジェクターという水を前方に飛ばす特殊な形状になっています。
③瓦の周辺部を高い水返しにすることで、雨水の浸入を防いでいます。
④瓦を留めるための釘穴が高くしていて、雨水の浸入を防いでいます。
他の屋根材と比べるとどうなの?
2寸勾配対応と言われても、あまりピーンと来ないと思います。
他の代表的な屋根材と比較してみました。
瓦の標準的勾配は4~5寸となっています。
スレート屋根は2.5寸~3寸以上となっています。
2寸勾配に対応できる屋根材はユーロJ・Aもしくは金属屋根・立平葺きとなっています。
既存の屋根が古い厚形セメント屋根材となっていて、屋根勾配が2寸、2.5寸の場合、葺き替える屋根材がなくて、困るといった話があります。
緩勾配で瓦屋根にしたいという方には、ユーロJ・Aがおすすめとなります。
まとめ:ゆるい屋根で瓦としたいなら、ユーロJ・Aがおすすめです!
瓦屋根の標準的な勾配は4~5寸勾配です。
そんな中、瓦の形状を工夫することで、緩勾配(2寸)にも対応できる瓦(ユーロJ・A)があります。
緩勾配屋根で瓦としたいなら、ユーロJ・Aがおすすめですよ!
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