隣家とのトラブル防止に、屋根からの落雪対策。火災保険の特約も確認しましょう!

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    温暖化と言っても、冬は爆弾低気圧によるドカ雪の災害も発生しています。
    台風と同様に、雪害は隣家トラブルを発生させることもあります。
    落雪で隣家へ被害を与えそうな方は、落雪対策として、屋根に雪止を設置しましょう!

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隣家への雪害が気になる方は、部分補修できる雪止設置をお勧めします!

地球温暖化、暖冬と言っても、毎年、豪雪の被害が発生しています。

爆弾低気圧による豪雪は台風と同様に、各地で被害が発生します。

特に、太平洋側の温暖地域では、豪雪の準備ができていないために、建物被害やカーポートの被害なども。

隣家との距離が近い都市部では、屋根からの落雪が隣家トラブルに発展する可能性もあります。

温暖地域と積雪地域の屋根を比べてみます。

瓦屋根を2つ比較してみると!

温暖地域の日本瓦屋根

太平洋沿岸線地域の日本瓦屋根はこんな感じです。

 

積雪が毎年ある地域の瓦屋根

日本海側や太平洋側でも少し山間部の瓦屋根はこんな感じです。

同じ日本瓦の屋根ですが、ちょっと違いますね。

積雪地域では、雪止瓦(ゆきとめがわら)が設置されています。

雪止瓦とは、瓦屋根に積もった雪が屋根の傾斜によって、落雪することを防ぐために、軒先で雪を滑らないようにするストッパーの役割の瓦です。

この雪止瓦を設置しなければならないという基準は残念ながら明確ではありません。

昔からの大工さん、工務店さん、屋根工事店さんの経験から、その地域で設置が必要と思われた地域で設置されています。

昔、雪がほとんど降らない地域は雪止瓦はついていません。

 

近年の異常気象で変化も?

地球温暖化現象が進んでいるので、降雪も減少して、雪止瓦も必要なくなっているのか?と思うのですが、そうでもないのです。

その1つがラニーニャ現象が発生すると日本では冬型が強くなるそうです。

また、爆弾低気圧による豪雪も頻発しています。

愛知県などの温暖な地域でも、ビックリするぐらい積雪する日があるのです。

年に一度しかなくても、その日に、屋根からの落雪で雪害が発生することも。

そこで、温暖地域の屋根からの落雪による雪害にどう対処したらいいのか?

屋根プロとして、アドバイスいたします。

 

雪止瓦が設置されている屋根

温暖地域であれば、全く雪害を心配する必要はありません。

雪止瓦で落雪を防ぐことができます。

ここでは、対象外とさせていただきます。

 

雪止瓦が設置されていない屋根

ご自宅の敷地内・隣地を一度、確認してください。

落雪により、車、カーポート、サンルーム、隣家などに被害を及ぼすような状態がありますか?

落雪する方向は屋根の傾斜の低い方向ですので、そちらだけをチェックすればいいです。

1~2m程度屋根から離れた所まで、落雪が飛ぶ可能性があります。

落雪しても地面に落ちるだけであれば、あまり雪害を心配する必要はありません。

とくに、隣家に被害がなければ、OKです。

ご自宅に関しては、火災保険の種類によっては、風災・ひょう災・雪災が特約として、対象範囲内になっている保険もあります。

一度、確認しておいてください。

最近の台風被害も考えれば、風災・ひょう災・雪災は必ず特約をつけるべきだと思います。

 

今日の本題で、隣家に被害を及ぼしそうな屋根

今日の本題で、隣家に被害を及ぼしそうな立地の方は雪害対策をお勧めいたします。

なぜか?といいますと、火災保険では、隣家の被害を直すことができないからです。

ご自宅は保険で直せても、隣家の被害は自腹で直せなければなりません。

直さなければ、近隣トラブルが発生してしまいます。

 

では?どうすればいいのか?

平時に、雪止設置補修はいかがでしょうか?

部分補修でできますので、費用的にも安価ですよ!

(後付け雪止金具設置材工参考価格:4,000~円/m  約12~万円/棟) (足場設置費用:別途)

※屋根材・勾配・屋根の大きさによっても変わりますので、御見積させていただきます。

 

日本瓦屋根の雪止設置工事とは?

簡単に、日本瓦屋根の雪止設置工事の流れをご紹介いたします!

部分的に既存の瓦をめくる

建物に適した所定の位置で、雪止を設置する場所の瓦をめくります。

雪止金具を設置する

雪止金具を野地板に留め付けます。

既存の瓦を再施工する

一時的にめくっていた既存の瓦をもとに戻します。

大工事をすることなく、雪止金具を設置することができます!

雪止金具はステンレス製で耐久性もあり、雪害対策には役立ちます!

もちろん、デザインを重視する場合は、同質の雪止瓦を設置することも可能です。

 

他の瓦屋根は?

日本瓦以外の屋根、平板瓦・S形瓦も雪止金具はあります。

ご安心ください、こちらも簡単に部分補修できます。

太陽光パネルが設置してある屋根は?

また、太陽光パネルが設置してある場合、瓦屋根よりもさらに、遠くまで(3m以上)落雪しますので、注意が必要です。

太陽光パネルには、雪止という機構がほとんどついていません。

滑り台を滑り落ちるように雪が落ちていきます。

太陽光パネルより軒先側に、雪止瓦・雪止金具を設置してください。

 

まとめ:温暖地域の雪害に対する対処の仕方をご紹介しました!

異常気象により、屋根の積雪の落雪により、雪害が発生することがあります。

自宅内での雪害は火災保険で補修できることもあります。

一方、隣家へは適用されませんので、気になる方はあらかじめ、雪止金具の設置をご検討ください。

専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。

お気軽にお問い合わせください。(お電話でも大丈夫ですよ!)

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