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スレート屋根のリフォームはどんな方法があるの?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
「スレート屋根のリフォームを考えているが、ガルバリウム鋼板のカバー工法にするか?葺き替えにするか?悩んでいる。」とご相談いただきました!
スレート屋根のリフォームについてまとめてみます。
築10~20年のスレート屋根
築10~20年の化粧スレート屋根はメンテナンス時期に来ています。
スレート表面塗装が紫外線劣化により褪色し、コケ等が付着した状態です。
黒色だったスレートが褪色し、さらに黄色のコケが大量に付着しています。
この状態の屋根をどうやってメンテナンスするか?悩みますよね!
スレート屋根の知っていてほしい情報をもう少し!
スレート屋根は石綿スレートだったんです!
さらに、この年代のスレート屋根(2004年以前)はアスベスト(石綿)が混入されていました。
石綿スレートという名称で呼ばれていました。
アスベストは非常に危険な発がん性物質です。
国の研究機関で行ったアスベスト飛散試験では、写真のような防護服、防じんマスクをしっかりして行われます。(アスベストの危険性を感じていただけますか?!)
そのアスベストが混入しているスレート屋根の解体・リフォームに関しては、国がいくつかの対策を定めています!
国は石綿障害予防規則を定め、アスベストを含有する建材(化粧スレート)を使用した建物等の解体・改修作業において、石綿ばく露防止対策等の徹底を促しています。
リフォームする上で、石綿ばく露防止対策の順守はお施主さま、その家族、周辺住民、作業者などのアスベスト被ばくを防ぐ唯一の方法となりますので、ご承知ください!
スレート屋根のメンテナンス方法
スレート屋根のメンテナンス方法としては、以下の3つが一般的です。
①スレート屋根の「再塗装」
もっとも安価なメンテナンスとなります。
ただし、10年毎に再塗装が必要で、30年目では葺き替えorカバー工法となります。
②「カバー工法による屋根リフォーム」
ガルバリウム鋼板によるカバー工法(古い屋根材の上に新しい屋根材でカバーする方法)が主流です。
ただし、ガルバリウム鋼板も塗装品なので、再塗装が10年毎に必要となります。(もしくは、高耐久塗装品で20年で再塗装)
また、アスベスト入り屋根材をそのまま屋根に残すことは、将来の子供・孫たちへ負の遺産を先送りすることにもなります。
③「現在の屋根材を剥がし野地合板を増し張りして、新しい屋根材に葺き替え」
古いスレート屋根をはがして、新しいスレート屋根に葺き替えた現場です。
えー!!また?と思われる方も多いですよね!
現在のスレート屋根はアスベストが入っていませんので、ご安心ください!
また、高耐久塗装品(グラッサコート)がありますので、こちらにすれば、再塗装の回数が軽減しますよ!
もしくは、古いスレート屋根をはがして、ガルバリウム鋼板に葺き替えもありますね。
これら3つの方法はそれぞれ一長一短がありますので、悩みますね。
選び方は?
今後何年住むか?
(10年以内なら再塗装かな!)
今後のメンテナンス費用をどうするか?
(とりあえず、今回のメンテナンス費用を安価にしたいなら、再塗装かな!)
(長く住み、トータル費用で安価にしたいなら、葺き替えかな!)
の2つをポイントを中心に比較して、選んでくださいね!
まとめ:スレート屋根のリフォームは3つの方法があります!
築15年では、住宅ローンが残っている間のメンテナンスと思われます。
そのため、メンテナンス費の安価な再塗装が多く行われています。
しかし、10年毎に再塗装は結果、割高なので、悩みますよね!
そこで、リフォーム業者さんはその次に安価となるカバー工法ばかりを勧めています。
私は、負の遺産を将来へ引き渡さないように、カバー工法よりは葺き替えをお勧めしています!
神清からのお願い
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