こんにちは〜。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
今日はナイスさんの新春経済講演会に参加しました。
グランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールという大会場で行われました。
約1,500名が参加する大講演会です。
第1部は、建築家 東京大学教授 隈先生の講演「木の時代」でした。
20世紀はコンクリートの時代だったそうです。
しかし、3.11がきっかけで、考え方が変わったそうです。
いくらコンクリートと鉄で丈夫に作っても自然の猛威には勝てない。
もっと自然をリスペクトして、自然の木を上手に使わなければと悟られたそうです。
栃木県の広重美術館は周辺の里山と調和するデザイン、屋根に木が使われているそうです。
昔は、里山の木が唯一のエネルギー源であり、材料だったので、里山に神社があり、里山を大切に維持していたそうです。
森林が70%の日本では、当然の里山文化と言えます。
その他にも、「南三陸さんさん商店街」、「竹の家」、「木の橋」、「浅草の木の建物」、「長岡市役所」などスライドをちょっと見るだけでも、実物を見たくなりました。
人口25万人の長岡の市役所には、130万人/年が訪れたそうで、ビックリするぐらい人が集う場所になりました。
太宰府天満宮の前のスターバックスは木組でできていて、圧倒的なデザインでした。
各店舗がそれぞれの地域に似合うデザイン、地産材料、文化を取り入れた店舗とする方向性が必要とアメリカのスターバックスで、講演されたそうです。
そして、新国立競技場は木の軒と東京の野草を取り入れたデザイン。
それは、五重塔の軒をイメージしているそうです。
1964年の国立競技場はコンクリートで、高度成長の象徴でした。
2020年の新国立競技場は木のやさしさ、豊かさという新しい価値の象徴になるそうです。
講演を聞いて、「木の時代」は楽しみだなぁ〜と思いました。
ナイスさんは「地震に強い家づくり」をされているだけあり、実用的な配布グッズもしっかりされていました。
防災ブックと防災ナイスホイッスル。
また、「木の時代」ということで、復興支援・被災地熊本の杉を使用したマウスパッドです。
来週2月3、4、5日に行われるビックサイトでの「住まいの耐震博覧会」では、健康・省エネのスマートウェルネス住宅の展示もあるそうです。
第2部、第3部と盛り沢山の講演会でしたが、「木の時代」を拝聴できて大変勉強になり、「木の時代」が楽しみになりました。
大変素晴らしい講演会でしたが、会場名が「パミール」という屋根では大クレーム商品と同じ名前なのが、ちょっと残念でした。
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