鬼瓦って、な~に~?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(カミセイ)のDr.神谷です。
鬼瓦って聞くと瓦屋根にあるものとなんとなくイメージしてもらえる方も多いと思います。
しかし、中には、ビートたけしさんの「鬼瓦権蔵」やオードリー春日の「鬼瓦!」をイメージされる若い方もいらっしゃるのでは?
そこで、鬼瓦について、わかりやすくご紹介しま~す!
鬼瓦とは?
鬼瓦とは、瓦屋根の棟の端に据えられる装飾瓦の総称です。
写真を見てもらった方が早いですね、これです!
この写真のように、昔は鬼面の付いたものが多かったので、鬼瓦とよばれていました。
その後、鬼面に変わって雲・植物・浪をはじめ、宝珠、七福神なども作られ、近頃では、模様のないものも作られるようになりました。
一般住宅では、このカエズ型と呼ばれる模様のないシンプルなものを好まれる場合もあります。
鬼瓦の種類
鬼瓦には、さまざまな形のものがあります。
簡単に分類をご紹介します!
使用箇所による分類
屋根の使用される場所によって、2つ「足付鬼(あしつき)」と「切据鬼(きりずえ)」に分類できます。
「足付鬼」は破風の拝み部分に設置する鬼瓦のことです。
「切据鬼」は降棟(くだりむね)、隅棟、および寄棟の大棟の先端に設置するもので、下部が直線になっており、「一文字鬼(いちもんじ)」ともいいます。
形状による分類
鬼瓦は「頭」「胴」「足」の3つの部分に分かれます。
「頭」の形には、「並型」「将棋頭型」「丸頭型」「鬢付型」「数珠掛型」「カエズ型」などがあります。
「覆輪」の付いたものをとくに、「覆輪付」といいます。
「胴」には「雲」や「若葉」の模様が多く使用されています。
「足」は足付鬼に限られていますが、「胴」の模様に続いているので、「雲付」「若葉」となります。
足の内側の形状によって、丸くえぐれているものを「またぎ鬼」、そうでないものを「丸立(まるだて)鬼」といいます。
これらを総合して鬼瓦を呼びます。
代表例を上げますと
なんとなく同じに見える鬼瓦も少しずつ違いがあることがわかります。
鬼瓦の寸法と棟の段数
鬼瓦の寸法は、鬼瓦の中心線の長さで決まります。
現在でも尺貫法で呼びますので、5寸カエズ型一文字鬼などとなります。
鬼瓦はのし積の棟で使用されますので、棟の段数によって、適した鬼の寸法がだいたい決まります。
例えば、のし4段に冠瓦の場合は5段となり、1段1寸とみなせますので、5寸となります。
鬼は冠より1~2寸高くしますので、7寸の鬼を使うと思えば、大体、バランスがとれます。
まとめ:鬼瓦を説明しましたが、ん~、むずかしいですね!
鬼瓦について、かなりざっくりですが、説明しました。
いろいろな種類があり、一般の方に理解していただくには、正直、むずかしいですね。
やはり、専門である瓦屋根工事業者に任せましょう!
なんとなく、ネーミングも相撲にも通じる雰囲気もあり、日本の伝統文化だと改めて感じました!
さらに、詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
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