強風による破損・軒天の部分補修事例 軒天材の交換 【愛知県大府市】

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工事の概要

軒天材:はく離した木製化粧板⇒同じ柄の木製化粧板

価格:約1万円/m(足場抜き)

工期:10日間

築年数:30年 120㎡

 

木製軒天材は部分補修が可能

築年数が経過した和風住宅の軒天材が強風ではく離したため、軒天材の交換を行った現場です。

木製軒天材が層状にはく離して、表面の化粧部分が飛散していました。

完全に孔が開くほど飛散した場合は、すぐに補修が必要ですが、このような層状剥離の場合もどこかでは補修が必要と言えます。

軒天材のメンテナンスサインとしては、このような部分はく離した場合だとお考えください。

完全に孔が開きますとその隙間からコウモリなどの小動物が小屋裏に侵入します。

衛生上大きな問題となりますので、覚えておいてください。

 

工事の手順

工事前の状態

工事前の軒天の状態です。

木製軒天材の化粧材が、中のベニヤが汚れた感じで見えています。

次々に強風で飛散して行きそうな状態です。

 

1.古い軒天材をカットして取り除く

古い軒天材を一部カットして、取り除きます。

 

2.下地の木桟を補強する

一部、雨水浸入などで腐朽した木桟を交換して、下地補強します。

 

3.新しい軒天材を留め付ける

新しい軒天材を施工します。

 

4.取り合い部を巾木で補強する

壁との取り合い部などを巾木で補強します。

軒天の隙間がないようにしっかりふさぎます。

軒天の改修は完了です。

 

軒天材の下に母屋が出ているタイプでは、軒天材を簡単に外すことはできません。

古い軒天材を部分カットして、交換します。

このとき、新しい軒天材に少しでも隙間ができるとその隙間からコウモリなどの小動物が小屋裏に侵入するおそれがありますので、必ず隙間ができないように設置してください。

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