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屋根の結露による劣化でお困りの方からご相談いただきました!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
先日、屋根の結露でお困りのお施主さまからご相談いただきました!
「どうすればいいか、わからない」「工務店のミスなのか?」
切実なお悩みでした。
自分の身に降りかからなければ、「屋根の結露」なんて考えることは一生ないと思われます。
こちらも折角ご相談いただいたのだから、何かお役に立ちたいとお話を伺わせていただきました。
この記事を読まれている方は、何か同じように「屋根の結露」で悩みを持たれた方と思われるので、参考にしてほしい対策を最後に付け加えますので、ご一読ください!
屋根断熱部分が結露している!
簡単に状況をご紹介します!
・築10年以上経過
・屋根断熱/傾斜天井(一部分、水平天井・この部分も屋根断熱)
・断熱材はグラスウール/野地板は合板
・屋根材は金属屋根
・地元工務店さんが建設した物件
・結露は野地合板と断熱材の間で発生
・野地合板は劣化
・釘も錆が発生
お話を聞いていても、大変な状況だな~と想像できました。
この状況は誰に責任があるの?
ここからが重要なポイントになります。
この「屋根の結露」は誰の責任なのでしょうか?
お施主さまの立場から見ると、「それは工務店だろ」と100%、言うと思います。
だから、補修の費用はすべて工務店さん持ちですよね。
本当にそうでしょうか?
実際には、そうとも言えないのです。
なぜか?
・築10年過ぎている
・結露は住まい方にも影響されるから
この2つから必ず、工務店さんが無償で直してくれるとは限らないのです。
自分の家は自分で守るしかない!
結果、自分の家は自分で守るしかない!と行き着くのです。
屋根の結露を防ぐには?
・屋根断熱仕様であるか、確認する
屋根断熱仕様の場合⇒屋根の結露が心配なので、大丈夫か確認する
①屋根通気/排気があること
②防湿層の正しい施工であること
・ファンヒーターなどの化石燃料を使用する暖房機器は使わない
これらのことを注意して、自分で守りましょう!
すでに屋根の結露が発生している!
今お住まいの屋根が結露しているという方には、その対策をご紹介します!
①小屋裏換気・屋根排気を設置しましょう!
結露は、屋根の湿気を排出することが重要です!
屋根の頂部に棟換気を設置することで、湿気を排出できるので改善します!
参考例としては、こちらの記事をご覧ください!
この対策で改善できれば、比較的安価な対策と言えます。
野地板が劣化していて、交換が必要なら・・・
②野地合板から野地板、アスファルトルーフィングから透湿ルーフィングへ!
棟換気だけでは不十分な場合
野地板が劣化していて交換が必要な場合
屋根面から湿気を排出しましょう!
野地合板を野地板(透湿性のある野地)へ交換しましょう!アスファルトルーフィングを透湿ルーフィングへ交換しましょう!
屋根面から湿気を排出できるのなら、結露するものがなくなるので安心です!
③暖房器具をエアコンなどにしましょう!
石油ストーブ、ファンヒーター、加湿器など室内で大量に湿気を排出するものの使用はやめましょう!
エアコンは暖房器具の中では、省エネで、除湿もできるので、お勧めです!
④大掛かりですが、下から防湿層を施しましょう!
屋根面からの対策が打てない事情がある場合は、下からの作業は大変ですが、室内からの湿気が流入することを防ぎましょう!
断熱材の下に防湿層を施工しましょう!
まとめ:「屋根の結露」は粘り強く、工務店さんと交渉しましょう!
「屋根の結露」はホントに厄介な現象です。
最近の瑕疵担保責任保険でも、「雨漏り」は10年の保証となっていますが、「結露」は保証外となっています。
でも、お施主さまが悪いわけではないので、工務店さんに直してもらいましょう!
頑張って、粘り強く交渉することが大事だと思います。
住まい方の条件で室内を高湿化していないと証明することが必要です。
①化石燃料の暖房器具は使用しない ②加湿器は使用しない ③洗濯物も部屋干ししない ④窓を開けて、よく換気する
交渉前には、上の4つは守っているので、住まい手には落ち度がないことを示しましょう!
わかりにくい所もあったかと思いますので、お気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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