植物を使った屋根はどんなものがあるの?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
観光地では、植物を使った屋根が観光資源となっています。
木や草を使っていることはわかりますが、実際、どんな屋根があるのか、調べてみました!
大きく分けると3種類になります。
草葺き屋根、樹皮葺き屋根、板葺き屋根で、まとめるとこんな感じです!
草葺き屋根
草葺き屋根には「茅(かや)葺き」と「藁(わら)葺き」があります。
茅(かや)とは、ススキ、スゲ、チガヤなどを使用したものです。
藁(わら)とは、稲わら、麦わらを使用したものです。
茅や藁などのイネ科の植物は内部が空洞となっていて、空気層があるので、保温性や断熱性に優れています。
自然素材のため屋根の役目を終えたものは最終的に堆肥として利用するというエコな屋根です。
世界遺産に登録されている白川郷の茅葺き屋根が有名ですね!
樹皮葺き屋根
木の樹皮(じゅひ)を使用したものとしては、ヒノキを使用した「檜皮葺き(ひわだぶき)」とスギを使用した「杉皮葺き」があります。
檜皮葺き屋根は厚み2mm程度の樹皮を竹の釘を使い屋根に葺くもので、主に社寺建築などに用いられます。
杉皮葺きは民家などに使われていました。
板葺き屋根
板葺き(いたぶき)は木の板で葺く屋根のことで、「͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡͡こば板」と呼ばれる板(材料は、ヒノキ、スギ、クリなど)が用いられます。
「大和(やまと)葺き」とは、板の厚みが10mm程度のものを言います。
「杮(こけら)葺き」とは、薄い板を何枚も重ねて葺く方法の総称として使われています。
とくに、板厚が3mm程度を「杮葺き」といいます。
↑の写真は銀閣寺の屋根の架台です。
現在では、防火の問題で一般には使用されない植物の屋根です。
観光地では、技術を維持するため、大変な苦労をされていることでしょう!
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