今年は災害続きで、ホントに嫌ですね。
25年ぶりの非常に強い台風21号の被害が直らない間に、再び非常に強い台風24号がやって来ます。
台風の備えを十分にしておきましょう。
そして、通過したら雨漏りなどの被害がなくても必ず屋根を眺めましょう。
屋根を眺めることがなぜ、大事なのか。
「屋根から人の笑顔を作りたい!!!」をモットーとして活動している、三州瓦老舗・創業150年の神清(かみせい)のDr.神谷が具体例をもとにご紹介します!
目次
瓦の街のシンボル「かわら美術館」の屋根
三州瓦の地元には、瓦の街のシンボルとして「かわら美術館」があります。
屋根は粘土・炎という自然素材を生かして色付けした還元瓦(かんげんかわら)を使用したデザイン性の高い外観の美術館となっています。
台風21号が通過して、3週間が過ぎようとしている中、車で美術館の近くを通る度に、かすかに見える屋根の頂上になんとなく違和感を抱いていました。
そんな中、台風24号が直撃しそうということで、瓦が飛散したために違和感があるのか、確認しなけらば被害がさらに増加すると思い、自治体に相談しました。
「かわら美術館の屋根瓦が飛散してそうなので、ドローンで屋根点検させてほしい。」と。
自治体もすぐにOKを出してくれたので、ドローン屋根点検を行いました。
ドローン屋根点検を実施
ドローン屋根点検を実施しました。
赤丸の部分が違和感の場所です。
この距離でははっきりわかりません。
真上から見ると違和感の原因は冠瓦(かんむりかわら)が飛散したためだとはっきりわかりました。
近くによると瓦が飛散したというよりは、冠瓦(かんむりかわら)が1枚ずれて、隣に落ちたという感じでした。
しかし、1枚はずれるとその周辺の瓦は次の台風では風を受けやすくなるので、早く直した方が安全です。
実際に屋根に上って調査
そこで、ドローンを降ろして、画像をかわら美術館の方に見てもらいました。
「屋根に上って確認してください」とのことで、すぐに、屋根の状況を調査しました。
すると、冠瓦を留めている木材がやられていました。
木が劣化して、冠瓦を留めているビスがゆるゆるになっていました。
1枚の冠瓦がはずれていたのですが、その隣の冠瓦のビスもゆるゆるだったので、その2枚を補強することにしました。
冠瓦の応急処置
2枚の冠瓦を応急処置的に、留め付けることにしました。
古い釘孔部分は木材がゆるゆるになっていたので、木材が比較的しっかりしている部分を狙って、新しい釘孔を瓦に開けました。
新しい釘孔において、ビスをねじ込みました。
冠瓦に対して、2本ビスを留めて応急処置の完成です。
古い釘孔部分には、シーリングを入れ込み雨漏りを防いでいます。
台風24号が来る前に、ドローン屋根点検と応急処置が電撃的に終わり、大変安堵しました。
補修後のかわら美術館の屋根
補修後のかわら美術館の屋根です。
よく見てみると屋根の中心にある避雷針は、五重塔デザインになっていて、屋根の上に屋根がある感じでした。
台風通過後、屋根を眺めましょう!
瓦の街のシンボル「かわら美術館」の屋根でも、瓦が飛散したことを3週間、気付きませんでした。
台風通過後に、よく屋根を眺めていて屋根の違和感に気付けば、私の出る幕はなかったと思います。
普段、ほとんどの方は屋根をあまり気にしていないと思うので、台風前後だけは、しっかり気にしてください。
大きな被害を防ぐことができますよ!
どうしても、立地的に屋根が見えない方はドローン屋根点検を依頼するのもアリだと思います!
まとめ:台風通過後は屋根を眺めましょう!屋根が見えない場合はドローン屋根点検!を依頼しましょう!
かわら美術館の屋根をドローン屋根点検して、台風被害を発見しました。
次の台風が来る前に、迅速な対応ができたドローン屋根点検&補修はおススメです!
余談ですが、ドローンでかわら美術館横の陶製の観音様を撮影していました。
高さ6mの日本一でかい陶製観音様を見下ろす角度で撮影できるドローンは改めて、すごい進歩ですね!
屋根でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
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