透湿ルーフィングってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。
「ルーフィングは透湿ルーフィングにした方がいいよ」と工務店さんに言われました。
Q:透湿ルーフィングってなに? ~Q006~
A:屋根材(1次止水層)の下方に敷設し、2次止水層として働く連続したシート状の防水材料(ルーフィング)の内で、透湿抵抗が一定以下であるように透湿性を付与したルーフィング。
透湿性のあるルーフィング(防水材料)
青色⇒は屋根の野地板(野地合板)の上に敷設された赤色⇒が透湿ルーフィングです。
ルーフィングには、アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、透湿ルーフィングがあります。
アスファルトルーフィング系は透湿性が低く、防水性を高めた材料となっています。
一方、透湿ルーフィングは屋根(野地合板・木部)の湿気を排出することによって、木材の腐朽を防ぎ、快適な状態に保ち、屋根を長寿命化させる特徴があります。
50年相当の耐久試験も行い、材料自体の長寿命化も示しています。
高断熱・高気密住宅の先進国であるドイツなどのヨーロッパでは標準的に使用されているルーフィングで、日本でも高断熱・高気密住宅の増加とともに採用されています。
日本でも通気構法の壁では透湿防水シートが標準となっていますが、その屋根仕様が透湿ルーフィングと言えます。
透湿性がありながらの防水材料という高機能材料となっていますので、価格的にも高価となっています。
屋根材とルーフィングの間に空気層がある瓦屋根など、長寿命住宅の屋根には適したルーフィングですよね!
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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