みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
お客様と屋根の話をしていたら、年配の大工さんは瓦に明るいようで、塩焼き瓦の丈夫さを説明されていました。
その現場は塩焼き瓦の下のひさしがボロボロになったので、葺き替えるという現場でした。
丈夫な塩焼き瓦について、ご紹介します!
塩焼き瓦とは?これです!
塩焼き瓦とは?
40、50年前の屋根によく使用されている赤色の瓦です。
地方の日本瓦の屋根に使用されています。
このお宅も40年以上前に建てられていて、
ひさし部分の金属の鋼板屋根はさびて、ボロボロになっていました。
すぐ上の塩焼き瓦は全く問題ありませんでした。
なぜ?塩焼きというのか?
粘土瓦を焼成しているときに、高温の窯の中に食塩を入れて、赤色に発色させて造った瓦なので、塩焼き瓦と言います。
食塩NaClの融点が776℃で、これより高温になると揮発し、Naが瓦の素地表面と反応して、ガラス状の釉が生成されて発色します。
40、50年経過しても、変色もせず、寒冷地でも凍害に強い塩焼き瓦なのですが、現在は全く生産されていません。
生産時に公害が発生するため。
なぜ、現在は生産されていないのか?
生産時に出る排ガスによって、公害が発生したためです。
補修時は、釉薬瓦を代替品として使用できます。
現在でも多く残っている塩焼き瓦の屋根の部分補修では、チョコ色などの釉薬瓦が代替品として使用されます。
塩焼き瓦は手に入りませんが、わずかの部分補修なら釉薬瓦でも問題ありません。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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