リトルワールド(愛知県犬山市)で世界の屋根を見学 ③ ヨーロッパなどの瓦屋根

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    リトルワールドでの屋根見学、その3です。
    ヨーロッパなどの瓦屋根をご紹介します!

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リトルワールド・・世界の屋根を見る ヨーロッパなどの瓦屋根

リトルワールドには、世界の瓦屋根も多くありました。

①フランス  アルザス地方の家

屋根はビーバータイルと呼ばれる平らな瓦になっていました。

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建物は白漆喰(しっくい)と木組みでコロンバージュ(木骨構造)となっていて、白い壁に黒い柱が印象です。

屋根は急勾配で、積雪を防ぐ仕様になっています。

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妻壁には、大きな換気孔が開いています。

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瓦(ビーバータイル)は野地板無しで、引っ掛け桟工法でした。

平らな瓦を2枚重ね以上で雨漏りを防いでいます。

下から瓦が見えるのに、雨漏りしないのは、面白いですね。

 

②ドイツ バイエルン州の家

南ドイツ地方のカトリックの礼拝堂の屋根です。

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メンテナンスを考えたくない程の急勾配の屋根です。

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15㎝程度の幅の狭い瓦を使い、きれいに三角錐の屋根が葺いてありました。

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教会の屋根は、急勾配というか、壁のようになっていました。

 

③インド ケララ州の村

波形状の瓦屋根となっています。

100年前の地主の家だそうです。

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この屋根もアルザス地方の屋根と同じで、野地板無しで、引っ掛け桟工法となっています。

こちらは瓦の形状に凹凸があり、雨が浸入しにくい工夫がされているので、2枚重なりとはなっていませんでした。

今のF形瓦に近い形状になっています。

 

④タイ ランナータイの家

平らな瓦で葺かれた屋根となっていました。

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木造高床式の建物です。

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素焼きの平板瓦です。

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こちらの屋根は、野地合板がある仕様となっています。

壁には雨漏り痕が見られます。

基本的に、素焼きの瓦が多く、日本とは違いがあります。

 

⑤韓国 地主の家

屋根はいぶし瓦でした。

80年前の地主の家です。

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日本と社寺仏閣と変わらない本葺き瓦となっています。

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塀も瓦が使われています。

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軒裏にも漆喰が使われています。

 

多くの国の建物に瓦が使用してされていました。

瓦の形は国それぞれで異なっていました。

 

一方、同じリトルワールド内に化粧スレートがあったので、参考までに。

⑥バーベキュー場の屋根 化粧スレート

化粧スレートは相変わらず褪色、コケ、カビが発生していました。

ナウシカの腐海を連想させる表面劣化状態です。

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他の国の古い瓦と比較しても、日本製なのに、 年数も経過していない屋根なのに、著しい劣化状態です。

汚ない印象を与える屋根でした。

 

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