土居(どい)のしってなに?
土居(どい)のしとは、外壁と屋根との接する部分に、雨仕舞の目的で積む、のし瓦のことです。
上の写真は、水平壁と屋根との接する部分です。
屋根面の桟瓦(さんかわら)の上に土居のしが積まれています。
土居のしの上に、壁から雨押え板金が覆っています。
この部分は雨漏りしやすいため、土居のしを入れることで、雨仕舞しています。
通常、のし瓦と桟瓦の間には、葺き土としっくいで雨の浸入を防いでいます。
上の写真は、流れ壁と屋根との接する部分です。
土居のしが2段積まれています。
のし瓦は突き付けているだけなので、そこに隙間ができます。
2段とすることで、突き付けの部分が千鳥となり、雨の浸入を防ぐことができます。
のし瓦1段の場合は、突き付けから浸入する恐れがあるので、しっくいのはがれに注意する必要があります。
のし瓦の勾配をしっかりととることも重要です。
また、雨押え板金の中には、ぬき板が入っていて、そのぬき板へ雨押え板金を留め付けます。
雨押え板金の立ち上がりが低いと強風雨で雨水が浸入する恐れがあります。
雨押え板金の立ち上がりはしっかりとキープすることが重要です。
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