台風10号で、我が家のバルコニーがプール?
先日の台風10号で、愛知県は夜間、大雨となりました。
よく朝、家を点検してみると、ルーフバルコニーがプール状態?
プールはちょっと盛りすぎですが、それでも深さ5㎝程度、水がたまっていました。
ルーフバルコニーには、2か所の排水ドレンがあります。
お恥ずかしい話ですが、両方とも詰まっていました。
下の部屋に雨漏りするといけないので、すぐに、排水ドレンを掃除しました。
排水ドレンには、ドレンの中へ異物が入らないようなカバーは付いています。
しかし、その網目に、ゴミが詰まっていました。
詰まっているカバーから異物を取り除くと、渦を巻いて排水しました。
ゴーとすごい勢いで、水が流れました。
排水の動画はこちらをご覧ください!
ベランダがプールになると雨漏りするの?
防水層が劣化した場合は、雨漏りします。
自宅のルーフバルコニーは、FRP防水という防水層が施されています。
10年を過ぎると、紫外線劣化してくるので、防水層にき裂などができてきます。
防水層に穴が開くと、その下には防御するものがないので、雨は浸入して、雨漏りします。
水位がバルコニーのサッシ下まで到達すると、雨漏りします。
防水層が劣化していなくても、雨漏りすることがあります。
水位がバルコニーに付いているサッシの下まで到達すると、その取り合い部から雨漏りします。
最近のバルコニーでは、10㎝以上高い部分にサッシが付いていますが、
15年以上前のバルコニーは、サッシとの立上りが低く、5㎝程度の場合もあります。
今回のように、5㎝のプールができると雨漏りします。
どのくらいの水がバルコニーに溜まっていたのか?
今回、5㎝ベランダに水が溜まっていたのですが、どのくらいの量が計算してみました。
・ルーフバルコニーの面積は20㎡
・水位は5㎝(0.05m)
20×0.05=1㎥となります。
ルーフバルコニーに1㎥の水が溜まっていました。
ピーンとこないので、1㎥=1,000L(リットル)。
まだ、ピーンとこないので、重さに換算すると、1㎥=1t(トン)。
ベランダに1tの水が溜まっていたと考えるとちょっと、恐ろしく感じました。
ちなみに雨量1mmはどのくらい?
天気予報などで、雨量という言葉をよく聞きます。
雨量の単位はmm(ミリメートル)ですが、降った雨が流れ出さずに、そのまま溜まった深さのことです。
雨量1mmは、面積1㎡あたりどのくらいの水量となるかといいますと、
(水の体積)=(面積)×(深さ)ですので、
(水の体積)=10000×0.1=1,000㎤=1L(リットル)
雨量1mmの降雨量は面積あたりの水量で、1L/㎡に相当します。
我が家に降った雨量は?
我が家に降った雨量を調べてみると、
台風10号の15日、16日の降雨量は49mmでした。(近くの気象台データ)
ルーフバルコニーの水位約5㎝だったので、ほぼ、降った雨がそのまま溜まっていたことになります。
台風が直撃して、もっと降雨量(120mm程度)が多ければ、サッシとの取り合い部から雨漏りしていたかも?です。
排水ドレン詰まりの原因は?
我が家の排水ドレン詰まりの原因は、バルコニーに引いてある人工芝マットです。
人工芝マットが紫外線劣化で、擬似芝がはがれて、ドレンカバーの網に引っ掛かっていました。
次の台風が来る前に、交換します!
台風前には、我が家の見回りが大切だと、改めて感じました。
気になった方は、排水ドレンの詰まり、雨どいの詰まりを点検してみてください!
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