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「瓦がずれている」と訪問してくる業者に注意しよう
「瓦がずれている」などと言って突然訪問してくる業者が、不安をあおり高額な屋根修理の契約をさせるケースが多く発生しています。
屋根は自分で確認することが難しい場所のため指摘されると不安になりやすいですが、1人で決断してその場で契約することはやめましょう。
必ず家族に相談したり、他の業者に点検してもらったりしてするようにしましょう。
築年数が経過した日本瓦屋根に住む高齢者が狙われるケースが多いようです。
「瓦がずれている」と似ている悪質なケースを紹介します
「瓦がずれている」と営業してくるパターンに似ているケースは他にもあります。
- 「瓦が外れている」と言ってくる
- 「瓦が浮いている」と言ってくる
- 「漆喰(しっくい)がはがれている」と言ってくる
- 「屋根が壊れている」と言ってくる
- 「屋根が剥がれている」と言ってくる
- 「棟板金が浮いている」と言ってくる
- 「棟がズレている」と言ってくる
訪問販売業者は少しでも口実を見つけると突撃してきます。
「瓦がずれている」と訪問する営業マンへ3つの対策方法は?
「瓦がずれている」と突然訪問されたときの3つの対策をご紹介します。
- 屋根に上げない
- すぐに契約しない
- 別の業者に見てもらう
それぞれについて簡単に解説します。
①屋根に上げない
悪徳業者ほど、屋根に上がりたがります。
お客様が一緒に屋根に上がることができないので、屋根に上がって見えない所で何をするかわかりません。
健全な屋根を自分で壊して、問題があるように言ってくる悪徳業者もいます。
絶対に屋根には上がらせず、地上から説明を聞くだけにしましょう。
②すぐに契約しない
仮に、地上から見て明らかに瓦がずれていたとしても、その場で契約することはやめましょう。
悪徳業者はその日に契約するように話をすすめてきます。
キャンペーンや値引きなどのお得感のある話をされてもすぐに契約することはNGです。
また、手書きの見積書は悪徳業者の典型なのでご注意ください。
③別の業者に見てもらう
瓦がずれていた場合は、別の業者にも見てもらいましょう。
知り合いの業者がいるなら、その人に相談することをオススメします。
知り合いの業者がいない場合は、webなどで検索して、良さそうな屋根専門業者に屋根点検を依頼しましょう。
訪問してきた業者と別の業者を比較することが重要です。
「瓦がずれている」と訪問されたときの5つの断り方
「瓦がずれている」と訪問されたときの5つの断り方を紹介します。
- 居留守を使う
- 相手の身分を聞く
- 記録に残す
- 身内に修理業者がいると言う
- 悪質な場合は警察を呼ぶ
「瓦がずれている」と訪問してきた業者に対するオススメの断り方にこちらの記事に詳しく記載されているのでご覧ください。
屋根修理の強引な営業の5つの断り方とは?断るための心得も解説
瓦がずれているときはすぐに修理した方が良いの?
瓦は経年劣化により葺き土による固着力が弱まってきます。
地震や台風などで強い力がかかったときにずれが生じることもあります。
瓦がずれても、瓦の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートもしくは葺き土があるため、すぐに雨漏りが発生する訳ではありません。
しかし、放置していると防水シートが劣化してしまったり、葺き土が流れ出てしまうため、瓦のずれは早く直すことをオススメします。
ルーフィングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ルーフィング種類別メリット・デメリットを屋根プロが徹底比較しました!
瓦がずれている状態を直すのに必要な費用
弊社では、数枚の瓦のずれを直した場合の費用相場は5~10万円くらいです。
費用相場を知っておくことで、悪質な飛び込み営業と不当に高額な契約をする危険性がなくなります。
悪徳業者は5~10倍ぐらいの見積を出しますので注意してください。
参考までにその他の屋根修理の費用をこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
屋根修理の費用相場は?具体的な金額や工期についても解説します!
屋根修理が必要だと突然訪問してくる人は基本的に怪しい
突然、屋根修理が必要だと訪問してくる屋根修理業者のすべてが悪質な業者とは限りませんが、ほとんどの業者は悪質な業者だと思ってください。
歩行者に落下する恐れがあるなど、緊急性を感じない限りはまともな屋根業者は訪問することはありません。
消費者センターには訪問販売によるリフォーム詐欺の相談が毎年多く寄せられています。
例えば、2020年は5,863件もの相談があったそうです。
訪問販売では最初に、「会社名」「担当者名」「契約をする目的で来ていること」を伝えることが定められています。
はじめに身分などを明かさず「瓦がずれている」という理由で屋根に上がったり、屋根修理の契約を結ぼうとする業者は違法であるとご承知おきください。
屋根修理に関する飛び込み営業の悪質な手口を紹介
悪質な飛び込み営業の代表的な手口も紹介します。
- 不安をあおる
- 無料で診断すると言う
- キャンペーン中だと言う
- 火災保険の利用を勧める
- 大幅な値引きがある
悪質な飛び込み営業の手口について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根修理の飛び込み営業は悪質!5つの手口と見分ける方法を解説!
突然訪問してきた業者ともし契約してしまった場合は?
突然訪問してきた業者と屋根修理に関して契約してしまった場合、不安を感じたならすぐに行動してください。
契約日から8日以内ならクリーングオフで解約できます。(キャンセル料などかかりません。)
契約日から9日以上経過してしまった場合、もしくは訪問業者ではなく、お客様がメールや電話で業者を呼んで契約してしまった場合はクーリングオフできません。
最近は、悪徳業者がテレビCMをしていることがあり、CMを見て電話で呼んでしまうと訪問販売ではないので、クーリングオフが適用されないという悪質な手口を使う業者も出てきています。
しかし、悪徳と感じて解約したい場合は、「消費者ホットライン(188)/国民生活センター」や「住まいるダイヤル(0570-016-100)/住宅リフォーム紛争処理支援センター」などの専門窓口で相談することをオススメします。
専門的な対処方法をアドバイスしてもらえたり、被害を少なくでき解決につながる可能性があります。
訪問販売業者と契約してしまいクーリングオフを検討している方は、クーリングオフのやり方などを解説していますので、こちらの記事をご覧ください。
訪問販売業者と契約して不安を感じている方は、クーリング・オフしましょう!
【まとめ】突然訪問してくる業者には注意しよう!
「瓦がずれている」などと言って突然訪問してくる業者が、不安をあおり高額な屋根修理の契約をさせるケースが多く発生していますので注意してください。
築年数が経過した日本瓦屋根に住む高齢者が狙われています。
突然、屋根修理が必要だと訪問してくる屋根修理業者のすべてが悪質な業者とは限りませんが、ほとんどの業者は悪質な業者だと思ってください。
まともな屋根業者は訪問することはありません。(歩行者に落下する恐れがあるなど、緊急性を感じない限り)
「瓦がずれている」と突然訪問されたときは以下の3つの行動をとりましょう。
- 屋根に上げない
- すぐに契約しない
- 別の業者に見てもらう
瓦がずれていても、瓦の下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートもしくは葺き土があるため、すぐに雨漏りが発生するほどの緊急性がある訳ではありません。
家族や友人に相談するくらいの余裕はありますので、すぐに契約することはやめましょう。
もし契約してしまった場合は、8日以内であればクーリングオフできますのですぐに行動してくださいね。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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