鬼瓦ってどんな種類があるの?
和風住宅には、鬼瓦が設置されています。
社寺仏閣では、屋根の大きさにバランスが合うように、大きな鬼瓦が設置されています。
大変、たくさんの種類の鬼瓦があり、すべてを把握しているのは、鬼瓦製造メーカーぐらいだと思います。
三州瓦には、「三州鬼瓦総合カタログ」が準備されています。
何百種類の鬼瓦がご提案できるようになっています。
その三州鬼瓦総合カタログの中から、主だった種類を簡単にご紹介します!
並鬼(なみおに)とは?
「並」とは、鬼瓦の種類の中で、上ランクではない、並の鬼瓦という意味で名づけられた鬼瓦です。
「足付」(あしつき)とは、鬼瓦の頭の部分と足の部分に分かれているものを呼びます。
「1」は三州鬼瓦総合カタログの中の種類番号です。
「SIZE」は鬼瓦の大きさで、準備されている大きさを表しています。
4~9寸まで用意されています。大きさの単位は「寸」(すん)となります。(1寸=30.3mm)
並鬼には、その他にもいくつかあります。
上の鬼瓦は、並一文字(いちもんじ)鬼瓦と言います。
「一文字」とは、鬼瓦の下端が一文字(直線)に造られた鬼瓦のことです。
下り棟や隅棟などで使われます。
カエズとは?
「カエズ」とは、鬼瓦の中では簡素な形状のものを言います。
海津形鬼(かいづがたおに)ともいいます。
「又ギ」(またぎ)とは、鬼瓦の据付け位置による呼称で、鬼瓦に棟巴瓦(むねともえ)が喰い込むような形状の鬼瓦のことです。
カエズ一文字もシンプルな形状で、下が直線の鬼瓦です。
数珠掛(じゅずかけ)とは?
「数珠掛」とは、鬼瓦の周囲に数珠と言われる半球状、又は円形の模様が付けられている鬼瓦です。
「鬼面」(きめん)とは、鬼の顔を彫刻的に扱った鬼瓦のことを言い、顔が立体的なものを指します。
一方で、顔が平面的な鬼瓦を「古代鬼面」と呼びます。
ここまで、85種類となっています。
例えば、大きさが6種類・色が10種類とするとすでに、5000種類あることになります。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。