日経ホームビルダー1月号で瓦屋根の台風対策が紹介されました!
昨年の台風15号による住宅被害は、想像以上大きなものでした。
屋根材が飛散する以外にも、屋根全体が飛散しました。
今までは、竜巻の通過した場所で、見られた光景でしたが、台風15号では、広範囲に見られました。
屋根以外でも、サッシ・ガラス、雨戸、シャッター、サイディング、軒天など様々な材料・部分にも大きな被害が見られました。
日経ホームビルダー1月号では、それぞれの材料に関して、検証されています。
これから、海岸沿いに新築を検討されている方は、ぜひ、読んでいただきたいと思いました。
この表紙のように、屋根全体(スレート屋根)が飛散してしまうと、その後、生活を復旧することがかなり困難であると千葉県の調査で感じています。
①早急な屋根の養生が困難です。(ブルーシートでは、すぐにめくれてしまいます。)
②雨漏りが室内全体に発生します。
③応急処置ができる頃には、かび・腐朽の問題が発生します。
④復旧できたとしても、その後、壁内の結露・シロアリのリスクが残ります。
実際、千葉県では屋根全体が飛散した家の多くは、2か月経過しても、そのままの状態となっていました。(近所の方にお聞きすると、取り壊すようなお話でした。)
弊社の台風対策
記事の中に、瓦屋根の台風対策として、弊社の取り組みが紹介されました。
築30年程度経過すると、棟部(屋根の頂部)の棟瓦が飛散する被害が目に付きます。
これは、棟瓦を留め付けるくぎ・ビスと芯木との間で、芯木が腐朽することで発生します。
棟瓦本体は、60年以上持つのに、芯木の腐朽でメンテナンスが必要となるのは、バランスが悪いです。
そこで、耐久性が50年以上と言われている透湿ルーフィングを棟部に使用することで、芯木の腐朽を防ぐことができ、瓦屋根の長寿命化・安全性の向上につながります。
詳しくは、カミセイショップPROの商品紹介をご覧ください。
瓦屋根の沖縄仕様の一例
瓦屋根は沖縄でも多く使用されています。
首里城再建で話題となった赤瓦としっくいの屋根ではなく、現在の三州瓦も沖縄の住宅で多く使用されています。
和瓦の補強仕様例で紹介されました。
基準風速46m/sは、沖縄の仕様となります。
防災瓦で、くぎをビスに変更することで、ガイドライン試験(耐風性能試験)をクリアすることを確認しています。
太平洋側の海岸性に建設する場合は、若干、オーバースペックとなりますが、ビスによる留め付けも選択肢の一つだと思います。
ポイントまとめ
・台風15号から住宅の台風対策の必要性が求められている。
・地域・立地によっては、オーバースペックもありかも?
・瓦屋根の耐久性向上には、長寿ロールがおススメ!
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。