ドローン屋根点検が活躍できる急勾配屋根。苦手は雨漏り調査。
ドローンを使用した屋根点検も見かけるようになってきました。
屋根屋からすると、屋根に上らなくても、屋根の外面が観察できることは、ありがたいです。
はしごを掛けての点検中に、屋根から落ちるリスクもありません。
しかし、ドローンが何でもできるわけではないので、ドローンの活躍できる屋根と苦手な調査を簡単に説明します。
ドローンが活躍できる屋根
ドローンが活躍できる屋根は、3階建て以上の屋根、もしくは、急勾配な屋根です。
どちらも、足場なしに、人が屋根を点検できないからです。
点検するための足場を設置するだけで、数十万円かかってしまいます。
それが、ドローンを使えば、15分もかからずに、上のような写真を撮ることができます。
この建物をドローン屋根点検して、効果的なこと、そうじゃないことをご紹介します。
ドローン屋根点検で効果的なこと
全体の把握
建物の上空高くから撮影すると、全体の把握が用意となります。
グーグルマップでは、細かい所まで見ることはできないので、ドローンでの撮影は有効です。
また、煙突・天窓・ドーマなど、屋根の突出物の状況確認もできます。
谷部の状況、ゴミの詰まりなども確認できます。
下の赤丸は、煙突の水上側のゴミの詰まりです。
下に赤丸は、八谷のゴミの有無等が確認できます。
足場の必要な屋根
・はしごが届かない3階建て以上の屋根
・立地が悪く、はしごが掛けれない屋根
・急勾配屋根(6寸以上・30°以上の屋根は屋根足場なしには移動できません。)
ドローンが苦手なこと。雨漏り調査。
ドローンが苦手なことは、雨漏り調査があります。
下写真の赤丸点線は、雨漏りの原因の1つであったケラバ部を囲っています。
外観だけを写真で撮影しても、不具合は感じません。
また、同様に下写真の点線部分も雨漏り原因の箇所です。
屋根・壁の表面材に不具合がなくても、その下にある防水シートの施工が悪いと雨漏りの原因となります。
わずかな隙間を観察したり、触診したりして、不具合の原因をさがします。
これらの不具合を探すには、ドローンの写真だけでは、不足しているのです。
ドローンはいろいろな道具の1つである。
結果、ドローンは、いろいろな点検・調査用器具の1つとお考えください。
赤外線カメラが付いたドローンも雨漏り調査には、不向きです。
屋根点検するだけでも、足場が必要な方は、お気軽にご相談ください。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
神清からのお願い
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