この記事は「雨漏りにガムテープが使えるか知りたい」「ガムテープでの応急処置の方法が知りたい」方に向けて書かれています。
急に雨漏りの被害に遭ったとき、すぐに業者を呼んで修理するのは難しいものです。そんな時に身近にあるガムテープで応急処置ができれば助かりますよね。
そこで、この記事では雨漏りにガムテープが使えるのか、使う方法や使える場所などを解説していきます。
この記事を参考にしてぜひ雨漏りの応急処置に役立ててみてください。
目次
雨漏りにガムテープを使うべき?
実は、雨漏りで応急処置できるところは限られます。
急な雨漏りの被害にあって、ちょっとパニックになって、雨漏り箇所にガムテープを貼りまくってあるお宅をたまに見かけます。
ガムテープで室内へ水滴が落ちるのを完全にふせぐのは、困難ですので、あきらめて、バケツで水滴を受けましょう。
手元にあるガムテープで雨漏りの応急処置できることを紹介します。
ガムテープで雨漏りを応急処置する方法
ガムテープで雨漏りを応急処置するのは、今、発生している雨漏りを止めることはあきらめてください。
修理するまでの間、次の雨漏りによる被害を防ぐために、応急処置するとお考えください。
室内の天井に使う場合、穴などが開いていて、水滴が落下する部分には透明なビニール(袋)をあてがい、その袋を留めるためにガムテープを使用することができます。
次回の雨漏りの水滴落下を防ぐことができ、透明なビニールなら雨漏りの有無もわかり、ガムテープで簡単に留め付けできます。
外で使用する場合、雨漏りの浸入口の可能性のある穴や隙間をふさぐために、ガムテープを貼ってください。
たくさん貼るのではなく、明らかな穴・隙間を狙って貼ってください。
なぜかというと、たくさん貼ってあると、雨漏り業者が調査するときの障害になるからです。
また、土ぼこりや汚れがあるとガムテープが貼り付かないので、きれいにそうじしてから貼ってください。
ガムテープで雨漏りの対処をする時の注意点3つ
この章ではガムテープで雨漏りの対処をする時の注意点について解説します。
ガムテープで雨漏りを対処する際の注意点は以下の3つです。
1.粘着力が強く跡が残る
ガムテープは粘着力が強いものが多いため、粘着剤がガムテープをはがした後も残る可能性があります。
2.長持ちしない
ガムテープは紫外線に弱いので、外で使用する場合、短期間で劣化してしまいます。
3.濡れている場所に貼れない
ガムテープは濡れている場所には貼ることができないので、水分をふき取ってから貼ってください。
次の章からはガムテープで雨漏りの対処をするときの注意点についてそれぞれ解説していきます。
注意点①粘着力が強く跡が残る
室内のクロスや天井材にガムテープを使用すると、はがした後にガムテープの跡が残ってしまいます。
以外と粘着剤が強く、はがした跡が気になって、クロスを張り替える羽目になることも。
室内へ貼る場合は、養生テープがおススメです。
はがす前提の養生テープは、はがした跡が気になりません。
注意点②長持ちしない
屋外で使用する場合、防水テープなどの屋外用テープにくらべて、耐久性はありません。
紫外線による劣化も早いので、ガムテープを貼るのは、短期間の応急処置として使用してください。
ガムテープの中では、クラフト(紙)テープよりは、布テープの方が強度があります。
クラフトテープは、応急処置には使用しないでください。
注意点③濡れている所に貼れない
普通のガムテープ(紙・布)では、濡れている場所には、貼ることができません。
テープの粘着力が発揮できず、貼っている間にもはがれてしまいます。
貼り付ける表面をふき取り、できれば、乾燥させてからガムテープを貼ってください。
雨漏りの場合、貼り付ける表面とテープがしっかり密着しないと雨漏りを止めることはできませんので、ご注意ください。
また、貼り付ける表面に、汚れやホコリ等がある場合も、表面とテープが密着しなくなり、雨漏りを止めることができません。
雨漏り時にガムテープが使える場所
室内では、養生テープを使用した方がいいので、ガムテープが使用できる場所は屋外となります。
窓・サッシ
窓・サッシの隙間をふさぐために、ガムテープを使うことができます。
アルミやガラス面は平たんのため、テープも貼りやすく、密着もします。
特に古いサッシなどで、隙間が発生して雨漏りしている場合、ガムテープの応急処置は有効です。
外壁
金属サイディングなどの平坦な材料の隙間をふさぐには有効です。
サッシと外壁の間をふさぐことにも有効です。
ビニールシートで養生する場合の留め付けとして、ガムテープを使用することができます。
ベランダのひび割れ
ベランダのひび割れから大量の雨漏りがしている場合、その量を減らすのに、ガムテープを使用することができます。
完全に雨漏りを止めることは難しいですが、応急処置としては可能です。
雨漏りにガムテープはあくまでも応急処置
雨漏りに対して、ガムテープを貼ることは応急処置です。
ガムテープで雨漏りが完全に止まることはありませんので、そのまま、放置すると気が付かない間に、建物の内部が腐ってしまうことが心配です。
耐久性も低く、密着力も弱いので、ガムテープは短期間の対策で、早めに雨漏り修理業者に依頼しましょう。
また、ガムテープで室内側の雨漏りする部分をふさぐだけの雨漏り修理は絶対におやめください。
雨漏りで、室内をふさぐだけでは、「臭い物にフタをする」状態です。
建物の内部が気が付かない間に、どんどん腐っていきますので、後で、高額な修理費用がかかってしまいます。
絶対にやってはいけない雨漏り修理です。
なるべく雨漏りにはガムテープよりも防水テープを使う
どうしてもDIYで雨漏り修理をしたい場合は、ガムテープでなく、せめて、防水テープを貼りましょう。
ホームセンターなどでは、屋外用と書かれた防水テープがありますので、それを使用してください。
おススメとしては、アルミ製の防水テープが耐久性もあり、扱いやすいです。
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まとめ
今回は雨漏りの際にガムテープを使うことができるかについて解説してきました。
最後に、ガムテープを雨漏りの応急処置に用いることができるのかについて再度紹介します。
ガムテープは応急処置には使えますが、それよりも適したテープがそれぞれあります。
室内で使うなら、養生テープ、屋外で使うなら防水テープの方がおススメです。
室内の雨漏りする部分をガムテープでふさいで放置することは絶対におやめください。
ガムテープは応急処置なので、雨漏り修理業者へ依頼して、しっかり直しましょう!
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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