屋根の塗装で助成金や補助金は受け取れる?申請方法も徹底解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

屋根の塗装で助成金や補助金に受け取れるのかを知りたい

屋根の塗装で助成金や補助金に受け取る方法を知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「屋根の塗装で助成金や補助金に受け取れるのかを知りたい」「屋根の塗装で助成金や補助金に受け取る方法を知りたい」という方に向けて書かれています。

屋根塗装の費用は、大規模なものになると大きな金額になります。
もしも、屋根塗装の費用に助成金や補助金が使えるなら、ぜひ使いたいですよね。

本記事では、屋根の塗装で助成金や補助金は受け取れるのかや申請方法について解説していきます。助成金や補助金の申請方法、申請の際の注意点なども記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根の塗装で助成金や補助金は受け取れる?

2023年3月時点、国で設けられた制度において屋根の塗装が適用となる助成金や補助金はありません。

しかし、一部の自治体によっては、適用となる制度を設けているところがあります。

屋根塗装が対象となる助成金や補助金の内容や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの各自治体のホームページで確認しておきましょう。

 

助成金と補助金の違いとは?

「助成金」と「補助金」は同じと思われる方も多いと思いますが、若干異なりますので解説します。

どちらも公的な機関(国・各自治体など)から支給されるものですが、受給までのハードルの高さが異なります。

「助成金」とは、決められた要件を満たせば受給できる可能性が高いです。

「補助金」とは、採択件数や金額があらかじめ決まっているので、申請したからといって必ずしも受給できるとは限りません。コンペ形式などでは申請数が増えると倍率が高くなります。

「助成金」と「補助金」は財源の違いがあり、「補助金」は税金が財源となるので、限りがあります。

 

屋根の塗装で助成金や補助金を受け取れる2つの方法

屋根塗装で助成金や補助金を受けられる方法は2つあります。

  1. 省エネリフォームに該当する場合
  2. 一般的なリフォーム・塗装の場合

 

それぞれについて簡単に紹介します。

①省エネリフォームに該当する場合

省エネリフォームやヒートアイランド化現象防止などの環境に配慮する工事の助成金や補助金があります。

特に、ヒートアイランド化現象が顕著な東京都23区の自治体を中心に制度化されています。

主に、遮熱塗料での屋根塗装が対象となります。

 

②一般的なリフォーム・塗装の場合

全国の自治体の中には、屋根塗装が対象として含まれる助成金や補助金の制度があるところがあります。

リフォームの条件がいくつか設定されています。

  • 子育て世代のリフォーム
  • 多世代同居・近居のためのリフォーム
  • 地元の企業に依頼したリフォーム

 

しかし、ほとんどの自治体は助成制度を用意していないので、まずはお住まいの自治体にお問い合わせください。

 

屋根の塗装で助成金や補助金を受け取るまでの3ステップ

屋根の塗装で助成金や補助金を受け取るまでの3ステップを紹介します。

  1. 国や自治体の制度を調べる
  2. 工事前に申請する
  3. 報告書を提出する

 

次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。

 

ステップ①国や自治体の制度を調べる

まずは、国や自治体がどのような条件で助成金や補助金の制度を設けているのかを調べることが重要です。

お住まいの自治体のホームページや地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などでご確認ください。

単純な屋根塗装に該当する補助制度は見当たらない場合がほとんどですので、制度の中身をしっかり確認して、可能性がありそうな制度があれば、自治体に確認しておきましょう。

 

ステップ②工事前に申請する

助成金や補助金を受け取るためには、事前に申請の必要があります。

工事後に申請しても助成金や補助金を受け取ることができないため、ご注意ください。

助成金や補助金の申請に必要な書類の一例を紹介します。

  • 各自治体の窓口やホームページで配布されている申請書
  • 住宅の登記簿謄本(所有者確認のため)
  • 外壁塗装工事の見積書 ・外壁塗装工事の契約書
  • 設計図書(平面図・立面図・工事内容)
  • 施工前の現場写真
  • 日射反射率の測定値証明書類(第三者機関による)
    ※地球温暖化やヒートアイランド対策の場合
  • 塗料の性能が記載されているカタログ
    ※地球温暖化やヒートアイランド対策の場合
  • 戸籍全部事項証明書(親子関係を証明する書類)
    ※定住人口を増やすための制度の場合
  • 住民票除票(市外に居住していたことが証明できる書類)
    ※定住人口を増やすための制度の場合

 

ステップ③報告書を提出する

工事後に報告書の提出が必要です。

施工前と施工後の写真を添えた「工事完了報告書(実績報告書)」と「請求書」の提出が必要となります。

また、申請内容の工事範囲や塗料などの変更があった場合は、変更届出の必要があります。

助成金や補助金が振り込まれるまでには、提出から1~2ヶ月かかるようです。

 

屋根の塗装で助成金や補助金を受け取る際の注意点

屋根の塗装で助成金や補助金を受け取る際の注意点を紹介します。

  • 応募者が多いと早く締め切られる可能性がある
  • 塗料の種類や塗装範囲などの条件が細かく設定されている場合がある
  • 事前申請が必要な場合が多い
  • 申請・認定に時間がかかる場合がある
  • 助成条件に該当しない場合、申請が通らなかったり、あとで発覚して補助金を受け取れなかったりすることもある

 

屋根塗装だけでなく、外壁塗装も同じ助成金や補助金となるので、同様に注意してください。

 

屋根塗装で遮熱塗料を使う場合はよく検討しよう

屋根塗装で補助金や助成金を受け取るための条件として、遮熱塗料の使用を求められるケースがあります。

遮熱塗料は省エネではなく、ヒートアイランド化現象の対策商品です。

住宅の屋根に遮熱塗料を塗装しても、夏場のエアコンの電気代が下がることはありません。

普通の塗料ではなく、遮熱塗料に変更するコストアップ分と補助金や助成金の額を比較して、損がないか検討しておきましょう。

遮熱塗料のアップ分を補助金で吸収できない場合、補助金や助成金の条件に該当するようであれば、普通のシリコン塗料の白色をオススメします。

条件が日射反射率であれば、白色の塗料は70%程度と高いため、遮熱塗料ではなくてもヒートアイランド化現象を抑制する効果があります。

また、遮熱塗料は太陽光を遮ってしまうため、冬場は屋根の温度は低下しますが、室内の温度はほとんど変わらないので、冬のマイナス効果は気にする必要はありません。

 

遮熱塗料について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根塗装で遮熱塗料を使うのは効果的?メリットとデメリットを解説

 

【まとめ】助成金や補助金を確認して、屋根の塗装をしよう

2023年3月時点、国で設けられた制度において屋根の塗装が適用となる助成金や補助金はありません。

一部の自治体によっては、適用となる制度を設けているところがありますので、屋根塗装が対象となる助成金や補助金の内容や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの各自治体のホームページで確認しておきましょう。

屋根塗装で助成金や補助金を受けられる可能性は2つあります。

  1. 省エネリフォームに該当する場合
  2. 一般的なリフォーム・塗装の場合

 

しかし、単純な屋根塗装に該当する補助制度は見当たらない場合がほとんどですので、制度の中身をしっかり確認して、可能性がありそうな制度があれば、自治体に問合せしておきましょう。

 

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