目次
外壁塗装の費用相場は?
一般的なシリコン塗料を使用した外壁塗装の塗装代は2,500~3,500円/㎡程度です。
標準的な一戸建て住宅の外壁塗装の総額では100万円程度になります。
また、塗料の種類によっては高額なタイプもあり、塗装代も高額となります。
とくに、防水塗装と呼ばれる塗料の中で防水性能の高い塗料を使用した外壁塗装の塗装代は6,000~7,000円/㎡と倍近い費用となります。
外壁の防水塗装の総額はシリコン塗料と比べると2、3割高くなり、120~130万円程度です。
モルタル、ALCパネル、コンクリート外壁などでヒビ割れがひどい場合は、防水塗装を検討ください。
外壁の防水塗装の費用を抑えるために必要なことについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
外壁の防水塗装の費用は?費用を抑えるために必要な3つのことも紹介
塗料代の高騰により外壁塗装の相場は上がっている
ウクライナ紛争などにより塗料の原材料価格が高騰しており、塗料の値上げ率は5~20%程度となっています。
戸建住宅の外壁塗装でシリコン塗料代ベースですと2~5万円程度の値上げとなります。
車の燃料代や人件費も上がっているため、外壁塗装の相場としては塗料代に上乗せして上がっています。
外壁塗装の価格について詳しくはこちらの記事で解説しています。
外壁塗装の塗料の相場
外壁塗装における塗料の相場をまとめて紹介します。
外壁塗装の注意点としては、サイディングの雨漏りは外壁塗装では直りません。
軽症の雨漏りは目地・サッシまわりのシーリングで応急処理することは可能です。
重症の雨漏りはサイディングをはがして、下地の防水シートから張り替えする必要がありますので、ご注意ください。
外壁塗装は外壁の美観と表面の撥水性を回復するものとお考えください。
そのため、フッ素などの高額な塗装は費用対効果が悪く、オススメはシリコン塗料となります。
防水工事の種類別費用の相場
防水工事とは、外壁の塗装のことではなく、バルコニーや屋上の床面を防水材料で施工することです。
主に4つの防水工事がありますので紹介します。
- ウレタン防水
- FRP防水
- シート防水
- アスファルト防水
防水工事を改修する場合は、現状の付帯設備の配置や防水層の劣化状況を考慮して、実施する防水工事の種類を選びましょう。
防水工事はその他の費用相場も把握しておきたい
防水工事は、塗料代だけでなく高圧洗浄費や下地処理・ケレン代など、その他の費用も多く必要となります。
その他の費用を一覧表にして紹介します。
外壁塗装に足場はつきもの!足場の費用相場はどれくらい?
外壁塗装の費用の中には、塗料代や人件費以外に足場代が大きな割合を占めています。
外壁塗装に足場が必要な3つの理由を紹介します。
- 作業者の安全確保のため
- 作業の質の向上のため
- ご近所への配慮のため
外壁塗装を依頼して、自宅の工事中にケガ人が出ると困りますよね。
また、丁寧に仕事をしてもらうためには、作業しやすい環境が必要となります。
さらに、ご近所へ高圧洗浄の汚れや塗料が飛び散るとご近所トラブルになるため、養生シートも必須となるからです。
足場費用は足場の種類によって変わります。
足場設置に必要な費用の相場は以下の計算でも求められます。
「足場設置に必要な費用 = 足場架面積 × ㎡単価」
足場架面積が180㎡の一戸建てにクサビ(ビケ)足場を設置する場合を計算してみます。
180㎡ × 1,000円/㎡ = 180,000円
一般的な戸建住宅の外壁塗装では、クサビ(ビケ)足場を使用する場合が多く、費用は15~25万円程度となります。
外壁塗装や防水工事の相場と同じくらい大切な支払いのこと
外壁塗装の費用や防水工事の支払いについてさまざまなケースがあります。
工事代金の支払いとしては、工事完了後に一括で支払うケースが多いです。
場合によっては2回払い(工事前・工事後)や3回払い(工事前・工事中、工事後)を採用する会社もあります。
弊社では、工事完了後に一括支払いをお願いしています。
工事費用が高額となる場合は、銀行でリフォームローンを組んで支払いをされる方もいらっしゃいます。
外壁塗装や防水工事を安くするために必要なこと
外壁塗装や防水工事を安くするためのコツを紹介します。
- 相見積もりを行う
- 劣化がひどくなる前に工事を行う
- 閑散期に工事を依頼する
- 自社で工事ができる業者に依頼する
- 建物の外側で足場が必要な工事は併せて行う
- 雨漏りしている場合は外壁塗装前に修理を行う
相見積もりを行うことがオススメです。(価格の比較だけではなく、工事内容の比較もできるからです。)
外壁塗装・防水工事は3~5月が閑散期となりますので、その時期に工事となるように2~3月頃に見積依頼することがオススメです。
雨漏りしている場合は、外壁塗装前に修理することをオススメします。
塗装業者さんは塗装すれば直ると言いますが、直らない場合が多いです。
塗装業者さんは雨漏り修理よりも外壁塗装工事を行いたいので、外壁塗装が終わるとその後に雨漏りが再発しても対応が悪くなります。
結果、雨漏り修理を別に依頼することになり余分な費用がかかりますので、雨漏り修理を先に行いましょう。
外壁塗装や防水工事は信頼できる業者に依頼しよう
信頼できる業者や依頼すべき業者の選び方を紹介します。
- しっかり点検・調査してから見積もりしてくれる業者を選ぶ
- 極端に安い業者には依頼しない
- 地元で実績のある業者を選ぶ
- アフターサービスや保証のしっかりした業者を選ぶ
全く不具合がないのに外壁塗装や防水工事を行うのはまれです。
その不具合に対して現場調査をしっかりして見積もりする業者を選びましょう。
また、相見積もりして極端に安価な業者は手抜きをする可能性がありますのでご注意ください。(残念ながら、手抜きをされても仕上がりを見るとすぐにはわかりません。しかし、経年劣化が早く起きます。)
ただし、大手ハウスメーカーは極端に高いので、それと比較することはやめましょう。
外壁塗装の目安は以下となります。
- 大手ハウスメーカーが200万円
- 地元の工事店が100万円
- 極端に安価な業者は60万円
極端に安価な業者は下請けの塗装業者に約1/3で工事をさせます。
つまり、直接工事する業者へ支払われる外壁塗装代は20万円です。
これで、塗料代、職人代、経費を賄うことはできないので、結果、塗料代と職人代を省くことになるのでご注意ください。
地元で実績のある業者を選ぶことをオススメします。
【まとめ】外壁塗装や防水工事は適正金額で依頼しよう
一般的なシリコン塗料を使用した外壁塗装の塗装代は2,500~3,500円/㎡程度です。
標準的な一戸建て住宅の外壁塗装の総額では100万円程度になります。
防水工事とは、外壁の塗装のことではなく、バルコニーや屋上の床面を防水材料で施工することで、6,000~8,500円/㎡程度です。
雨漏りしている場合は、外壁塗装前に修理することをオススメします。
塗装業者さんは塗装すれば直ると言いますが、直らない場合が多いです。
塗装業者さんは雨漏り修理よりも外壁塗装工事を行いたいので、外壁塗装が終わるとその後に雨漏りが再発しても対応が悪くなります。
また、極端に安い業者は手抜き工事の可能性があるのでオススメしません。
残念ながら塗装工事は手抜きされても仕上がりでは判断できない場合がほとんどです。
しかし、経年劣化が早くでるので、結果、損をしてしまいますので、大差ない中で選びましょう。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。