天窓の雨漏り 落ち葉詰まりも原因になりますよ!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
秋も深まり、紅葉もラストシーズンになってきましたね。
紅葉・落ち葉の思い出は、落ち葉を集めて火を着けて、美味しい焼き芋を食べたというものがあります。
そんな落ち葉も屋根にとっては、厄介者なんです。
先日、築10年の屋根点検を行った現場で、落ち葉が天窓からの雨漏りの原因になりそうだったので、ご紹介いたします!
天窓の雨漏りリスク
築10年の瓦屋根は全く問題ありませんでした。
瓦の損傷、しっくいのはがれもなく、きれいで立派な屋根でした。
天窓も点検しました。
天窓自体や鉛のカバーには損傷などもなく、問題ありませんでした。
しかし、天窓の周辺が気になりました!
天窓の立ち上がりと瓦の隙間に落ち葉が堆積していました。
天窓の3辺全てで、天窓の立ち上がりと瓦の間に落ち葉が堆積していました。
なぜ、落ち葉の堆積が気になるのか?
なぜ、落ち葉の堆積を気にするのか?
ここは、排水経路だからです!
屋根の上から瓦の表面を流れる雨水は天窓の立ち上がりにぶつかります。
すると天窓をよける形で、天窓の横を迂回して排水されます。
そのため、天窓の横の部分は他の瓦表面よりも多い水量が流れます。
そこで、水切りを入れて排水溝とし、オーバーフローしないような構造にしています。
そこに、落ち葉が詰まると雨水が堰き止められ、瓦の下へオーバーフローするリスクとなります!
天窓の排水溝の詰まりはご注意ください!
天窓の雨漏り事例
以前、天窓の雨漏りの原因が土ほこりであった事例がありました。
スレート屋根に設置された天窓でした。
天窓からの雨漏りの原因を探すために、周辺を解体したところ、水切り内に土ほこりが堆積していました。
ここの部分で雨水がオーバーフローして、天窓の根本から雨漏りしていました!
たかが土ほこりですが、雨水が集まる水切りに堆積すると雨漏りの原因になりますよ!
ほとんどの現場で発生しているスレート屋根のけらば部からの雨水浸入と同じ原因です!
まとめ:天窓の周辺の落ち葉詰まりは雨漏りの原因にもなりますよ!
屋根点検をしたら、天窓の周辺に落ち葉が詰まっていました。
天窓の周辺は排水溝の役割がありますので、落ち葉が堆積しないような工夫も必要です!
屋根より高い位置に樹木がある場合は、落ち葉対策が必要となります。
樋の落ち葉詰まりと合わせて、この時期はご注意ください!
専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。
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