(ラバーロック・しっくいの重ね塗り)で雨漏り!3つの原因とその補修方法! 

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    瓦屋根をラバーロック工法でメンテナンスしたために、
    雨漏りしてしまった現場がありました。
    お客様はラバーロックを信用してしまったことをとても後悔されていました。
    雨漏りの原因と補修方法をご紹介します!

瓦屋根・棟部から雨漏りしていました。

お客様から「2階の天井に雨染みができたので、見てほしい。」とご相談がありました。

お伺いしていみると、築30年の2階建て・日本瓦屋根でした。

切妻(きりつま)屋根(本を開いて立てた形状の屋根)だったので、谷部もなく、30年で雨漏りするには、早いな~と思いながら、雨漏り調査を行いました。

2階の小屋裏(こやうら)をのぞいて、雨漏り箇所を調べました。

棟部にある棟木から垂木(たるき)に沿って、水垂れの痕がありました。

そして、屋根の野地合板と野地合板の継ぎ目から雨染みがひどくなっていました。

天井の雨染みとの位置もあっていたので、雨漏りのルートが特定できました。

 

瓦屋根に上って、浸入口を調査しました。

雨漏りの原因は、間違ったラバーロック工法でした!

瓦屋根に上ってみると、すぐに、原因がわかりました。

瓦屋根にラバーロック工法がされていました。

それも、間違ったラバーロック工法でした。

何が間違っているの?

 

この雨漏りの原因を説明します。

雨漏りの原因は3つ。間違ったメンテナンスによるものです!

雨漏りの原因を順番に説明します。

①棟部のラバーロックしている位置が間違っています。

上の写真で、✖①水の出口をシールと示した部分です。

この部分は上の瓦と瓦のつぎめから、矢印のように、水が排水される場所です。

水の排水される出口を接着剤でシールしています。

水は排水されずに、棟の中へ浸入してしまいます。

棟の中が湿気っているので、その横はコケが生えるのです。

棟部の補強のためにシールするのであれば、赤点線の部分を接着しなければなりません!

②棟のしっくいが外側に出過ぎています。

2番目の問題点は、ラバーロックしたときに、併せて、棟のしっくいの重ね塗りをしていることです。

重ね塗りをしたために、しっくいが外側に出過ぎています。

これでは、瓦と瓦のつぎめから棟の中へ雨が浸入してしまいます。

しっくいは2段目の、のし瓦よりも内側であることが正しい位置です。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

③瓦の横が全面にわたって、シールされています。

瓦の横を全面にわたって、シールすることは、瓦の中に入った水を排水することができなくなるため、NGです。

瓦は瓦同士の重なりで、雨漏りを防ぐ構造になっています。

重なりの中に入った雨水が排水できるように、シールする必要があります。

補強のために、瓦の横をシールする場合は、中央部分のみをシールしてください。

 

以上、3つの間違ったメンテナンスをしたために、雨漏りがするようになったことがわかりました。

雨漏りを止めるためには、棟部全体の補修が必要です。

併せて、耐震性能が高まるような補修方法を提案し、補修を行いました!

 

棟部の解体及び木部の劣化状況を確認しました!

棟部を解体しました!

棟部を解体しました。

冠瓦を外してみると葺き土が湿っぽい状態でした。

のし瓦を外し、桟瓦の一番棟側をめくった所の写真です。

葺き土は赤茶色となっていて、湿っていました。

また、⇒の瓦桟木は水分で黒く変色していました。

棟部から雨水が浸入していることが確認できました。

木部・野地合板の劣化状況を点検しました!

小屋裏から雨漏りが確認できた部分は、野地合板が劣化している恐れもあります。

瓦をめくって、野地合板を点検しました。

棟部の少し下側は、防水シート(ルーフィング)上に水垂れ痕が確認できました。

瓦桟木の変色や釘のさびも見られます。

野地合板を点検しましたが、強度低下はありませんでした。

瓦桟木、防水シート(ルーフィング)をめくって、野地合板を点検しました。

雨漏りの痕は見られましたが、野地合板の腐朽まではなく、強度低下もありませんでした。

野地合板はそのままで復旧しました。

 

防水シート(ルーフィング)を大きめに設置します。

雨漏りしないように、新しい防水シートを大きめに設置して、新しく瓦桟木を設置しました。

 

新しい瓦で復旧しました。

新しい瓦で屋根を復旧しました。

今までの瓦の色とは若干、異なりますが、30年前の瓦と新しい瓦を同じ屋根で葺けることは、瓦の利点と言えます。

 

棟部は冠瓦1本伏せで、雨漏り・地震・台風も安心です!

棟部は冠瓦1本伏せで、補修しました。

今までよりも性能が上がるように、冠瓦1本伏せ仕様としました。

雨漏り・地震・台風も安心な耐久性の高い仕様です!

棟の頂部には、さらに、防水シート(ルーフィング)を増し張りします。

防水シート(ルーフィング)の上に、棟補強金物を90㎝ピッチで設置します。

棟補強金物にたるきを設置します。

たるきの下部に、雨水が入らないように、なんばんしっくいを設置します。

なんばんしっくいは、今までの(葺き土+しっくい)を一体化した機能となっています。

今までのように、しっくいがはがれるということもなく、省メンテナンスが期待できます。

たるきの上に、長寿ロールを設置します。

冠瓦を留めるビスからの雨水浸入を防ぐ役割があります。

たるきの強度低下を防ぐことができ、長期間、地震・台風にも安心です!

この上に、冠瓦を留め付けて完成です!

 

まとめ:ラバーロックで雨漏りした瓦屋根を補修しました!

間違ったメンテナンス(ラバーロック・しっくい重ね塗り)で雨漏りした瓦屋根を補修しました。

雨漏りの原因は、3つでした。

補修するなら、より良くということで、雨漏り・地震・台風にも安心できる仕様にしました!

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