80年前の瓦屋根を葺き替え ガイドライン工法で耐震性・耐風性もOK!【名古屋市南区】

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工事の概要

屋根材:日本瓦(土葺き)

価格:約20,000円/㎡(足場、下地補強抜き)

工期:20日間

築年数:約80年 約180㎡

 

古い日本瓦(土葺き)屋根を葺き替え ガイドライン工法で耐震性・耐風性もバッチリ!

いぶし瓦の日本瓦(土葺き)屋根の物件でした。

瓦は古く、土葺きの量も半端なく大量に入っていました。

年数も経っているので、屋根をしっかり新しくしたいとのご要望でした。

葺き土を除き、現在のガイドライン工法で、耐震性・耐風性も安心な屋根を希望され、全面の葺き替えとなりました。

瓦自体は焼き物で耐久性が高いため、80年経っても大きな劣化はありませんでした。

しかし、再利用ではなく、新しい瓦で立派に仕上げました。

 

工事の手順

工事前の状態

工事前の屋根の状態です。

80年経過しても、ズレ、割れ等もなく、しっかりした屋根でした。

 

1.古い瓦、葺き土、杉皮をめくる

大変大きなお屋敷でのめくりのため、クレーン車を使用して、効率的に古い瓦、葺き土、杉皮等をめくりました。

葺き土は通常よりも多く使用されていました。

2.バラ板の上に新しい合板下地をはる

 

杉皮の下のバラ板を確認しました。

木が腐朽している所はありませんでした。

補強と不陸調整も兼ねて、新しく野地合板を施工しました。

3.防水紙、縦桟、瓦桟木を施工する

野地合板の上に、防水紙(高級改質アスファルトルーフィング)を施工します。

たるき位置に縦桟(ルーフテープ)を取り付け、その上に瓦桟木を施工します。

縦桟は、強風雨で瓦から雨水が浸入しても軒先へ排水できるような水みちを作り出します。

土葺きではなく、引掛け葺きとなるため、瓦全数を釘留めします!

棟には、補強棟金物を入れて、建物と瓦の棟部を連結させることができます。

4.新しい瓦をガイドライン工法で葺く

平部は全数釘留めします。

棟部もガイドライン工法で建物と連結させます。

施工完了後の屋根です。

瓦屋根を新しくすると建物自体もよみがえります。

とても80年前の建物には見えないですよね!

古い日本瓦屋根は、巨大地震が来る前に棟部の葺き直しは必須と言えます。

さらに、予算があり、今後、長く住まう場合は、葺き替えすることで、再び何十年としっかりと家を守る屋根となります!

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