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住宅リフォーム時、アスベスト（石綿）飛散防止対策が重要です！
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい！！！
神清（かみせい）のDr.神谷です。
住宅リフォーム時、気をつけなければならないのがアスベスト（石綿）含有成形板の解体や改修におけるアスベスト（石綿）飛散対策です！
アスベスト（石綿）に対する作業用保護具とは？これです！
上写真は、研究機関においてアスベスト（石綿）飛散の実験を行ったときのものです。
なんか、放射能処理をしているような物々しさなんです！
実験を行うにあたり、まず第一に保護具の着用が必須となります。
マスクは半面形の取替え式防じんマスク（RL３）という高性能で、高価なマスクが必要です。(粒子捕集効率９９．９％以上）
次に、保護衣は微粒子防護用密閉服という種類の化学防護服が適切だそうです。
その他、保護めがね、手袋、シューズカバーが必要です。
これらは研究機関だから必要というのではなく、一般の建築物等の解体等工事における石綿粉じんへのばく露防止マニュアルにも記載されています。
つまり、アスベスト・石綿粉じんは、これほど危険なものと言えます！
昔の住宅において、アスベスト（石綿）含有建材はどこに使われているの？
それでは、既存住宅のどこにアスベスト（石綿）含有成形板が使われているかといいますと、次の図をご覧ください。
内装、天井、吸音材、断熱材、床、外壁、軒天、屋根材、煙突、耐火板などに使われています。
ほとんど全部となります。
例えば、キッチン廻りのリフォームを考えた場合、コンロの周辺には化粧耐火材として、アスベール（化粧石綿ケイ酸カルシウム板）などが多く使用されています。
これらは、昔はアスベスト入りでした。
つまりキッチンをリフォームする場合、アスベール（アスベスト入り）を解体することになります。
作業者はあの防護衣を着用して、部屋をしっかり養生しなければなりません。
アスベールには飛散防止のために、たっぷりと湿潤させて、手ばらしで解体するというルールになっています。
さらに、アスベールがビスでとまっている場合には、やっかいです。
ビスをぬくときに、アスベスト（石綿）の粉じんが飛散してしまいます。
対策としては、ビスの奥まで湿潤するように、アスベールにあらかじめたっぷりと吸水させておく必要があります。
室内の部分リフォームとなりますと、住まい手が生活している中でのリフォームとなります。
しっかりとしたアスベスト（石綿）飛散防止対策が必要だと言えます！
また、壁のサイディング・軒天材もアスベスト（石綿）含有成形板です。
サイディングもビス・釘でとまっているため、ビスを外す時にアスベスト（石綿）が飛散します。
近所の洗濯物などに付着しないよう、時間をかけた湿潤作業が必要です。
周辺への飛散が心配！屋根リフォームも注意してください！
さらに注意が必要なのは、屋根のリフォームにおけるアスベスト（石綿）の飛散防止です。
屋根材としては、スレート屋根にアスベスト（石綿）が含まれていました。
スレート屋根をリフォームする場合において、最も多い塗装について考えてみます。
スレート屋根は経年によりコケ・カビや土・埃などで表面が覆われています。
このまま塗装することはできませんので、ケレンや洗浄が必要となります。
しかし、このケレン作業は大量にアスベスト（石綿）が飛散するので、危険なんです。
また、スレート表面を洗浄するためには、水による高圧洗浄を行います。
水をかけるので、湿潤化して都合がいいのかと思いきや、実は、排水の中にアスベスト（石綿）が混入してしまいます。
水処理をしっかり行えればいいのですが、そこまでの対策・技術はできていませんので、樋や周辺に洗浄水が流れます。
この水が乾くと、住宅周辺でアスベスト（石綿）が飛散するリスクとなります。
水処理に関しては、石綿障害予防規則に規定はされていませんが、今後、注意が必要となります。
雨の前日に水洗いすることは、飛散防止対策の１つです！
スレート屋根の洗浄を雨の前日に行うことは、飛散防止対策となります。
雨どいの排水は、雨で洗い流され、排水管から下水へ流れ、安心です。
お客様の安心・周辺の方・作業者の健康被害、労災問題のためにも、アスベスト（石綿）対策をしっかりと実施した住宅リフォームが行われることを期待します。
まとめ：住宅リフォームにおいて、とくに、屋根はアスベスト被ばくリスクがある。
住宅リフォームでは、アスベスト対策が必須である。
レベル3のアスベスト含有成形板の解体・改修においても十分に対策を検討してくださいね！
特に、屋根リフォームでの再塗装も対策が必要です！
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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