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屋根補修の前に現在の自分の家の屋根材を確認しておこう
屋根は自然災害から建物を守る重要な場所なのですが、自分の家の屋根材を知らない人がほとんどです。
さらに言うと屋根の色もわからない方もいらっしゃるようです。
屋根補修を検討する人は、まず自分の家の屋根材やその特徴について知っておくと、専門業者とのやりとりがスムーズになったり、屋根補修の相談をする上で役立ちます。
屋根材について、こちらに記事で詳しく解説しているため、自分の家の屋根材がわからない人は、参考にしてください。
屋根補修前に確認すべき屋根材の劣化のサイン
屋根材ごとの劣化のサインを紹介します。
【瓦屋根】
日本瓦の場合、雨漏りに直結するのは、浮きやズレです。
【スレート屋根】
スレート屋根で雨漏りにつながるのは、割れ・はがれ・欠けなどとなります。
【金属屋根】
金属屋根で注意すべき部分は、軒先の錆びなどによる強風での飛散です。
屋根補修の代表的な3つの選択肢とは
屋根補修には、3つの選択肢がありますので、以下に示します。
- 屋根部分補修(差し替え・交換)
- 屋根リフォーム(葺き替え、カバー工法)
- 屋根塗装
次の章から、それぞれについて詳しく解説していきますね。
【屋根補修の代表的な選択肢】①屋根部分補修(差し替え・交換)
瓦屋根の場合、雨漏りしたとしてもその部分をだけをめくって、下葺き材などの問題を補修することで、元と瓦を復元することができます。
屋根材の一部に割れや欠け、ズレといった不具合がある場合は、コーキングによる補修や一部の屋根材を差し替え、交換できる屋根材(瓦・スレートなど)があります。
屋根材の寿命が近づいている場合や屋根下地の構造に問題がある場合は、部分的な修理をしても意味がないため、屋根全体のリフォームの検討が必要です。
屋根の下地構造について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根の各部位の名称と構造を紹介!修理が必要な3つの事例も紹介!
【屋根補修の代表的な選択肢】②屋根リフォーム
屋根フォームには、「葺き替え」「葺き直し」「カバー工法」があります。
「葺き替え」とは、屋根材をめくり、その下にある防水シート、野地板、垂木までを確認して、不具合のある部分を補修できます。
その後、防水シート、屋根材を新品にするため、屋根は新築同様の状態となります。
「葺き直し」とは、瓦だけが行える手法で、屋根材である瓦を一旦、めくりその下の下地を新しくして、古い瓦を施工し直すというものです。
材料代が下がり、職人手間は上がるため、少し安価となりますが、材料を再利用できる点では、エコなリフォームとなります。
「カバー工法」とは、スレート屋根や金属屋根などの古い屋根材の上に、新しい屋根材を施工する方法です。
古い屋根材をめくることがないので、今回のリフォームは安価となります。
しかし、次にリフォームへ先送りするだけなので、長期にお住まいの方にはオススメできません。
屋根のリフォームに関しては、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
瓦屋根のリフォームの注意点は?費用総額や時期の目安なども解説!
【屋根補修の代表的な選択肢】③屋根塗装
屋根自体に雨漏りなどがなく、屋根材(スレートや金属屋根など)の塗膜の剥がれ・退色やコケなどの外観が気になる場合は、塗装による屋根補修がもっとも安価となります。
また、スレート屋根は10年を目安に専用のペンキで保護する塗装工事が必要、雨漏りの原因になるとほとんど多くの記事が書いていますが、実際にはそんなことはありません。
スレート屋根を10年毎で塗装するなら、10年目にアスファルトシングルでカバー工法した方がその後のランニングコストを考えると安価となります。
葺き替えを考えるなら次の屋根材は何がいい?
現在瓦屋根であるなら、屋根塗装の心配がなくメンテナンス費の負担が少ない瓦屋根がオススメです。(現在の防災瓦であれば、地震・台風でも大丈夫です。)
現在スレート屋根である場合、アスベストが入っていない(築13年以内)であれば、アスファルトシングルのカバー工法は比較的安価となります。
スレート屋根が築15年以上であれば、アスベスト入りなので、葺き替えして、再度スレートかガルバリウム鋼板屋根をオススメします。
ガルバリウム鋼板はスレートに比べて、高価ですが、次の20年以上を考えるとありだと思います。
現在、人気のガルバリウム鋼板はそのの特徴などを把握しないまま施工される方が多くおられます。ガルバリウム鋼板については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【教えて!!】屋根はガルバリウム鋼板?知っておきたいメリット・デメリット!
屋根補修は自分でDIYは可能なのか?
屋根補修のDIYは、さまざまな理由でオススメできません。
屋根修理のDIYがオススメできない7つの理由を以下にご紹介します。
- 高所作業の危険
- 工期の長期化
- 仕上がりのムラ
- 間違った施工
- 他の場所の破損
- 困難な見極め
- 火災保険
なんと言っても、屋根の上での作業は危険です。
さらに、間違った施工をするとかえって、屋根を痛めてしまうことにつながりますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根修理のDIYはやめておこう!オススメできない7つの理由を解説
屋根補修のときに選びたい優良な修理業者の5つの特徴
屋根補修のときに選びたい優良な屋根修理業者の5つの特徴を紹介します。
- 丁寧な説明
- しっかりとした見積もり書
- 相場内の修理費用
- 近所への配慮
- 充実したアフターフォロー
屋根補修で重要なのは、現状の屋根の見立て(不具合の有無も含めて)です。
また、今後の住まい計画を踏まえた屋根補修の提案も重要です。
その辺をわかりやすく丁寧な説明をできる業者を選ぶことがオススメです。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!
【まとめ】不安なことや気になることは専門業者に相談しよう
屋根は自然災害から建物を守る重要な場所なのですが、自分の家の屋根材を知らない人がほとんどです。
屋根補修を検討する人は、まず自分の家の屋根材やその特徴について知っておくと、専門業者とのやりとりがスムーズになったり、屋根補修の相談をする上で役立ちます。
屋根補修には、3つの選択肢がありますので、以下に示します。
- 屋根部分補修(差し替え・交換)
- 屋根リフォーム(葺き替え、カバー工法)
- 屋根塗装
瓦屋根の場合、雨漏りしたとしてもその部分をだけをめくって、下葺き材などの問題を補修することで、元と瓦を復元することができます。
屋根材の寿命が近づいている場合や屋根下地の構造に問題がある場合は、部分的な修理をしても意味がないため、屋根全体のリフォームの検討が必要です。
屋根フォームには、「葺き替え」「葺き直し」「カバー工法」があります。
「葺き替え」とは、屋根材をめくり、その下にある防水シート、野地板、垂木までを確認して、不具合のある部分を補修できます。
その後、防水シート、屋根材を新品にするため、屋根は新築同様の状態となります。
現在瓦屋根であるなら、屋根塗装の心配がなくメンテナンス費の負担が少ない瓦屋根がオススメです。(現在の防災瓦であれば、地震・台風でも大丈夫です。)
屋根補修のDIYは、屋根の上は高所作業で命がけとなるので、オススメできません。
屋根補修で重要なのは、現状の屋根の見立て(不具合の有無も含めて)です。
また、今後の住まい計画を踏まえた屋根補修の提案も重要です。
その辺をわかりやすく丁寧な説明をできる業者を選ぶことがオススメです。
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