屋根修理のDIYはやめておこう!オススメできない7つの理由を解説

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー/日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 屋根修理でDIYをする方法を知りたい
  • 屋根修理はDIYが可能なのか知りたい
  • 屋根修理のDIYはどんなことに注意するべきか知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「屋根修理はDIYが可能なのか知りたい」「屋根修理のDIYはどんなことに注意するべきか知りたい」という方に向けて解説しています。

近年、DIYブームで簡単な建物の修理なら自分でやってしまおうという方が増えています。そのため、屋根の修理もやってしまおうと思う方も多いと思います。しかし、それはオススメできません。

屋根修理のDIYは、デメリットやリスクが多すぎるからです。本記事では屋根修理のDIYがオススメできない7つの理由を解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根修理のDIYがオススメできない7つの理由

屋根修理のDIYがオススメできない理由は、以下の7つあります。

  1. 高所作業の危険
  2. 工期の長期化
  3. 仕上がりのムラ
  4. 間違った施工
  5. 他の場所の破損
  6. 困難な見極め
  7. 火災保険

この理由を読んだだけでは、わかりにくいと思いますので次の章からそれぞれ解説していきますね。

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】①高所作業の危険

屋根の上で作業を行うことは、単純に大変危険ですのでオススメできません。

屋根から地面までは1階屋根だと4~5m、2階屋根だと6~7mあります。

屋根から転落した場合は、大きなケガとなりますし、最悪の場合は命の危険まであります。

厚生労働省の調べでは、平成26~30年の5年間で、680人が墜落・転落で死亡しています。(作業中の事故)

また、雪降ろしでは、一般の方が毎年、屋根から滑ってお亡くなりになっています。

屋根にほとんど上がったことない人が屋根の上で作業することは、命掛けとなりますのでオススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】②工期の長期化

屋根屋が行う屋根の修理の場合、2人1組で作業することが多いです。

また、足場や荷揚げ機など、安全に作業するための安全対策を行って、スムーズに作業できるようにしています。

専門的な知識や技術がない人が屋根修理のDIYをする場合は、歩くだけでもゆっくりとなってしまいます。

屋根は傾斜があるので、DIY用の道具やくぎ・テープ・コーキングなどの補修材料も自然と滑り落ちて、地面に落下することもたびたびです。

作業するための準備がないと、工期がかかってしまうのでオススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】③仕上がりのムラ

屋根塗装の場合は、既存屋根の下地処理がとても重要です。

ホームセンターで買ってきた塗料を塗るだけでは、すぐにはがれてしまいます。

屋根の表面に汚れやコケ等がありますと、塗装後の塗膜のふくれやはがれが発生してします。

高圧洗浄機を使っての表面掃除やプライマーの塗布など下地調整によって、仕上がりにムラができてしまいます。

美観のために塗装する場合、DIYではきれいに仕上げることは難しいのでオススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】④間違った施工

瓦などの屋根材には適切な隙間が必要です。

その隙間から雨水が排出される構造となっていて、むやみにコーキングしてしまうとかえって、雨漏りが発生することもあります。

基本、屋根の雨漏りをコーキングで止めることは不可能です。

 

また、DIYによるスレート屋根の塗装を行った後は、必ず翌日に縁切り(スレートの前後の重なりに塗られた塗料をカットすること)という作業を行うことが必要です。

縁切りをしないとスレート屋根の裏面にまわった雨水が排水されず雨漏りが起こってしまいます。

縁切りをしなくて雨漏りした事例はこちらの記事をご覧ください。

スレート屋根の雨漏り 3大原因の1つ「塗装の縁切り不足」をご紹介。

 

また、金属屋根の塗装を下地が不完全なまま行うと、その後、塗装業者が再塗装を行う場合、前の塗装を完全に撤去する作業が必要となり、余分な高額な費用がかかります。

間違ったDIY施工は、かえって、費用が高くなってしまうのでオススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】⑤他の場所の破損

屋根修理が必要な状態であるということは、屋根の劣化が進んでいる状態です。

修理を行う場所以外を踏んでヒビ割れを起こしたり、樋や壁など違う場所を傷つけてしまう危険があります。

また、DIYするための道具を落として、破損させてしまうこともあります。

とくに、瓦やスレート屋根は踏み割れしやすいのでオススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】⑥困難な見極め

雨漏りなどの場合、専門的な知識や技術がない人は、そもそも修理が必要な場所を見極めることが難しいです。

場所がわかったとしても、DIYが可能なのかの見極めも必要となってきます。

DIYが可能な修理は、屋根の場合、限られています。

特に瓦の割れ、瓦のずれ、漆喰(しっくい)の剥がれやスレート屋根のヒビ割れなどをDIYで補修することは難しいので、オススメできません。

 

【屋根修理のDIYがオススメできない理由】⑦火災保険

台風などの風災で、火災保険を利用して修理ができる場合であっても、申請前に自分でDIYによる修理を行ってしまうと火災保険の適用が難しくなってしまいます。

必ず、DIYする前の被害写真が必要となります。

また、被害を直す業者からの見積書も必要となるため、DIYは応急処置程度までとしておきましょう。

自然災害(台風、大雪、雹)により屋根が壊れてしまった場合は、風災に対応している火災保険にご加入の場合、保険を利用することで屋根の修理費用の全額または一部の費用が補償されます。(保険を使うための費用はかかりません。)

火災保険を利用する場合は、DIYせずに屋根修理業者にしっかりと直してもらうことをオススメします。

 

優良な屋根修理業者の5つの特徴とは?

業者選びの参考として、優良な屋根修理業者の5つの特徴を以下に紹介します。

  1. 丁寧な説明
  2. しっかりとした見積書
  3. 相場内の修理費用
  4. 近所への配慮
  5. 充実したアフターフォロー

屋根のことは一般の方はわかりません。

さらに、屋根の専門用語を使っての説明では、頭の中は???となってしまいます。

優良な業者は、後でトラブルとならないように、写真なども使って丁寧に説明を行います。

お客様にとっても、判断材料になるので、両者にとって大事なことだとわかっています。

また、見積書もわかりやすく記載してあります。

詳しい内容については、こちらの記事をご覧ください。

どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!

 

【まとめ】屋根の修理はDIYではなく専門業者に頼もう!

屋根修理のDIYがオススメできない理由7つをご紹介しました。

  1. 高所作業の危険
  2. 工期の長期化
  3. 仕上がりのムラ
  4. 間違った施工
  5. 他の場所の破損
  6. 困難な見極め
  7. 火災保険

屋根にほとんど上がったことない人が屋根の上で作業することは、命掛けとなりますのでオススメできません。

間違ったDIY施工は、かえって、費用が高くなってしまうのでオススメできません。

特に瓦の割れ、瓦のずれ、漆喰(しっくい)の剥がれやスレート屋根のヒビ割れなどをDIYで補修することは難しいので、オススメできません

火災保険を利用する場合は、DIYせずに屋根修理業者にしっかりと直してもらうことをオススメします。

屋根屋根業者の選定が大事になりますので、以下の5つのことを見極めて業者選びを行いましょう。

  1. 丁寧な説明
  2. しっかりとした見積書
  3. 相場内の修理費用
  4. 近所への配慮
  5. 充実したアフターフォロー

屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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