目次
カーポートの屋根修理に必要な費用
カーポートの屋根修理における修理ごとの費用と内容を一覧表にまとめました。
修理内容 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
屋根パネル1枚の交換 | 2.5~3万円/1枚 | 材工共 |
屋根全体の交換 | 1.5~2万円/1枚 | 屋根全体は部分修理より単価は安価となる |
アルミ枠の交換 | 約2~20万円 | 交換部品があれば部分補修も可能な場合がある |
支柱の交換 | 約10~万円 | 支柱のみを交換でも屋根部分解体も必要 |
カーポート全体を交換 | 約30~60万円 | カーポートの大きなによる |
カーポートはメーカーによっては廃盤品があり、メーカーごとの互換性がないので、部分補修ができない場合もあります。
屋根全体の交換やカーポート全体の交換が必要となる場合もあります。
カーポートに屋根修理が必要となる主な原因
カーポートに屋根修理が必要となる原因を紹介します。
- 経年劣化
- 自然災害による破損
- 事故による破損
経年劣化
カーポートの屋根はポリカーボネートなどの樹脂製品が多く、また、雨漏りを防止するためのゴム製のパッキンが使用されています。
これらは日射による温度上昇や紫外線によって、劣化を生じます。
10年以上経過すると経年劣化による不具合が発生することがあります。
自然災害による破損
カーポートは強風で下から屋根パネルが吹き飛ばされて破損することがあります。
近年の巨大台風の風速はカーポートの想定風速を超えており、台風が通過後には多数の屋根パネルの破損を見かけます。
カーポートの種類・グレードによって、耐風性能は大きく異なっています。
事故による破損
車の事故による破損があります。
支柱の破損の程度によっては、屋根パネルにも影響がおよび修理が必要となります。
カーポートの屋根修理の流れ
カーポートの屋根修理の流れを紹介します。(屋根が波板の場合)
- 波板の留め具を外す
- 既存の波板を下地から取り外す
- 下地に溜まったゴミを掃除する
- 新しい波板のサイズを調整する
- 波板を下地にはめる
- 波板を留め具で下地に固定する
カーポートの屋根の種類によって、修理方法が異なります。
カーポートも雨漏りする?
長年カーポートを使用していると、カーポートも様々な原因で雨漏りします。
- 雨樋(あまどい)の詰まり
- 屋根の破損
- パッキン・コーキングの劣化
- 水の逆流
- 結露
雨樋(あまどい)の詰まり
カーポートの屋根の水下(みずしも)側に雨樋がついています。(フレームと一体化してわかりにくい場合もあります。)
カーポートの屋根に降った雨を集めて、地面に排水する役割があります。
落ち葉や土ぼこりで雨樋が詰まることがあり、雨樋からオーバーフローしたり、屋根に水が溜まって雨漏りしたりします。
屋根の破損
カーポートの屋根は台風などで飛来物があたり、ひび割れすることがあります。
屋根のひび割れや屋根が飛散するとそこから雨漏りします。
パッキン・コーキングの劣化
屋根とフレームの間には、止水するためのパッキンやコーキングが施されています。
これらの部材は温度変化や紫外線で経年劣化し、隙間ができるとそこから雨漏りが発生します。
水の逆流
強風雨などで雨水が水上側に逆流することがあります。
水上側は止水する機能が少ないこともあり、雨漏りが発生します。
結露
厳密に言うと、結露は雨漏りではありません。
しかし、雨漏りと同じように水が垂れるため、区別が難しいです。
結露は冬の早朝などに起こる自然現象のため、発生する状態で判断することになります。
カーポートの雨漏りについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
頻繁に傾くことがあるなら基礎工事が必要
カーポートが頻繁に傾く場合は、基礎部分の施工不良が考えられるため、土台から直してもらう必要があります。
業者の中には費用や手間を省くため、規定よりも小さく基礎工事を行うケースがあるようです。
また、知識不足や技術不足で規定よりも小さい基礎工事を行ってしまうケースもあります。
カーポートの屋根修理に火災保険は使える?
自然災害が原因でカーポートや駐車場屋根が破損してしまった場合は、火災保険を使って屋根修理ができる可能性があります。
火災保険で補償されるのは、あくまでも自然災害が原因の被害となります。
経年劣化などが原因の場合は補償されません。
飛来物による破損、屋根の飛散などの症状は火災保険で補償されやすいのですが、パッキンの外れなどは経年劣化と判断されることもあります。
また、被害発生から3年以内の申告が必要となりますので、被害を確認したら放置せずに申告しましょう。
火災保険で補償される修理費用の相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。
カーポートの屋根修理のDIYは可能?
カーポートの屋根修理は、2m以上の高さとなり高所作業に該当します。
また、フレーム・下地の強度が一般の人ではわからないので踏み抜けや転落リスクがあります。
屋根から転落すると大けがとなるリスクがあるため、なるべく専門業者に依頼するべきです。
波板などのホームセンターで販売しているものであればDIYは可能ですが、平なポリカーボネートのパネルは入手困難であり、DIYはオススメできません。
素人では下地処置が難しかったり、見栄えが悪くなってしまったりすることが多いようです。
補修にかける時間や材料費が無駄になってしまうことがあるため、DIYは極力やめておきましょう。
屋根修理を自分でやる方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
カーポートの屋根修理できる業者
カーポートの屋根修理ができる業者を紹介します。
- カーポートのメーカー
- 全国展開しているリフォーム会社
- 地元に根付いた屋根業者
市販品のカーポートの屋根修理は、年数が経過していると交換部品がない場合もあり、部分修理ができない可能性もあります。
カーポートのメーカーに確認することで交換部品の有無がわかります。
波板などの屋根であれば、地元の屋根業者が早く対応してもらえると思います。
カーポートの屋根修理費用を安くするには?
カーポートの屋根修理を安くするためのポイントを紹介します。
- 普段から点検やメンテナンスをする
- 耐久性の高い素材を選ぶ
- 修理は早めに行う
- 中間マージンの少ない業者を選ぶ
普段から点検やメンテナンスをする
カーポートの雨樋の詰まりは比較的頻繁に起こります。
普段から点検や雨樋の掃除を行うことで、オーバーフローや雨漏りの発生を防ぐことができます。
落ち葉が多い場合は、落ち葉よけグッズを使用することも効果的です。
耐久性の高い素材を選ぶ
波板であれば、塩ビよりもポリカーボネイトの方が耐久性が高いです。
留め金具も鉄よりもメッキやステンレスの方が長持ちします。
その分だけ屋根修理の必要性がなくなるので、トータルで安価となります。
修理は早めに行う
カーポートの不具合を発見したら、放置せずに早めに修理しましょう。
不具合の症状が軽ければ、費用は人件費とわずかな材料費で済みます。
一方で、放置して不具合が悪化すると部品交換や全体交換へとつながり、修理費用が高額となります。
中間マージンの少ない業者を選ぶ
カーポートの専門業者は少ないので、直接の工事を依頼するのは難しいです。
なるべく中間マージンが少なくなるように、屋根修理であれば、屋根業者などに依頼することが安価となります。
【まとめ】カーポートの修理は経験豊富な業者に任せよう
カーポートに屋根修理が必要となる3つの原因を紹介しました。
自然災害が原因の場合は、火災保険で修理できる可能性が高いので、気付いたら早めに依頼しましょう。
DIY修理は転落リスクがあるのでやめておきましょう。
カーポートの修理は経験豊富な業者に任せることが安心です。
屋根・雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。