働き長さ・働き幅ってなに?
屋根材の寸法として、働き長さ、働き幅という考え方があります。
瓦の寸法の測り方をご紹介します!
働き長さ・働き幅
瓦の働き長さ・働き幅をご紹介します!
瓦の1枚の大きさは上の写真のような形状になっています。
働き長さ・働き幅とは、瓦が施工された状態で、暴露している寸法のことです。
実際には、上の写真が示す寸法となります。
屋根の軒・棟方向が働き長さとなります。
別の呼び方としては、働き長さのことを利き足(ききあし)とも言います。
屋根面での測り方としては、下写真となります。
働き長さに直交する寸法が働き幅となります。
全長・全幅
働き長さ・働き幅と異なる寸法として、全長・全幅といいます。
瓦1枚の全体の長さを全長、全体の幅を全幅と言います。
瓦の種類を判断するときには、全長・全幅ではなく、働き長さ・働き幅が基準となります。
例えば、日本瓦の53Aという種類の瓦の寸法は、以下となります。
働き長さ235mm 働き幅265mm 全長305mm 全幅305mm となります。
53Aとは、1坪(3.3㎡)葺くのに、53枚必要という意味です。
40枚版とは、1坪(3.3㎡)葺くのに、40枚必要という意味です。
補修などで、瓦を探す場合、既存の瓦の寸法が必要です。
この場合は、働き長さ・働き幅の寸法を測定してください。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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