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ガルバリウム鋼板は屋根材の色で印象が変わる
ガルバリウム鋼板は、色の種類が多く、色によって家の印象が大きく変わります。
ガルバリウム鋼板の色選びについて、簡単にまとめると以下となります。
黒 → ガルバリウム鋼板の主流の色。高級感と重厚感がありカッコいい。
ダークグレー → 黒のようにカッコ良く、汚れが目立たない
シルバー → メタリックな印象が近未来や明るさを感じさせる。
青 → スタイリッシュでクール。存在感があり個性的。
オレンジ → 穏やかな印象を与える。
赤 → バラのような色合いが上品さを感じさせる。
色の印象以外にも、サッシの色に屋根材の色を合わせることで、家全体の統一感を出すこともできます。
ガルバリウム鋼板は色選びの選択肢が多い屋根材
ガルバリウム鋼板は、カラーバリエーションが豊富で、商品ごとに様々なカラーがあります。
縦葺きの場合は、鋼板メーカーがたくさんの色を準備しています。
ニスクカラー(日鉄鋼板)では、28種類の色種があります。
横葺きは屋根材メーカーによって、色種が絞られています。
「アイジー工業」の「スーパーガルテクト」は5色あります。(ブラック、ブルー、ブラウン、モスグリーン、チャコール)
「ニチハ」の「横暖ルーフ」は3色あります。(ブラック、ブラウン、グリーン)
「福泉工業」の「MFシルキー」は4色あります。(ブラック、ダークブラウン、グリーン、ワインレッド)
同じブラックでも、各社少しずつ色が違うので確認しましょう。
屋根の場合、「つやあり」と「つや消し」では同じ色でも印象が大きく異なります。
「つやあり」は、汚れが落ちやすく、光を反射し、輝いて見えます。
「つや消し」は、汚れがつきやすいですが、落ち着いた印象となり、人気があります。
ガルバリウム鋼板は色をうまく引き出すコツが必要な屋根材
ガルバリウム鋼板の色をうまく引き出すために大きく影響を与える要素に「家のシルエット」と「日当たり」があります。
家のシルエット
片流れ屋根や緩勾配屋根は、屋根の端部でガルバリウム鋼板の直線的で美しい光沢が引き立つため相性が良く、よりスタイリッシュに見えます。
家のシルエットとの相性が悪いと、波板による倉庫のような印象となる場合もあるため、施工事例などをよく確認してから選択するようにしましょう。
日当たり
日当たりが良すぎると、ガルバリウム鋼板が太陽光を反射させるため、色がわかりづらくなったり、近所迷惑になったりすることがあります。
日当たりが気になる場合は、つや消しのものを選択することをオススメします。
色選びは屋根材のメンテナンス時期に影響する
ガルバリウム鋼板の色選びは、外観の印象に大きく影響することを記載しましたが、メンテナンスの時期にも影響します。
色によって、汚れや色褪せが目立つ色があります。
車の色よりは気になりませんが、同じ傾向と言えます。
車では、ホワイトよりもブラックの方が汚れは目立ち、シルバーはもっとも汚れが目立ちにくいです。
屋根材でも同様な傾向と言えます。
◎シルバー、グレー・・・色あせ、汚れが目立ちにくいため、メンテナンス期間を長くしても気になりません。
△ホワイト、ブラック・・・汚れが目立ちやすい。
×レッド、グリーン・・・色あせが目立ちやすい。メンテナンス期間を長くすると劣化が気になります。
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスの時期
ガルバリウム鋼板屋根は定期的にメンテナンスを行う必要があります。(10年~15年)
表面の塗膜が劣化したタイミングで塗装することになります。
表面の塗装を触って、白い粉が手に付く現象(チョーキング)が発生したら、メンテナンスのタイミングです。
塗装することによって、ガルバリウム鋼板のめっき層を保護することができ、錆びの発生を防ぎます。
普通の家では難しいですが、ガルバリウム鋼板は数カ月に1回は水をかけることで、劣化を遅らせることができます。
ガルバリウム鋼板屋根を塗り替えるときの2つの注意点
ガルバリウム鋼板は、トタンに比べてメンテナンスの負担が少ない屋根材であるが、塗膜は雨や紫外線の影響で劣化します。
塗膜にチョーキングが発生した場合は、その下のめっき層が劣化する前に塗り替えをした方がトータルで長持ちします。
ガルバリウム鋼板屋根を塗り替えるときは「防錆処理」と「下塗り」の2点について注意する必要があります。
「防錆処理」と「下塗り」について、次の章から詳しく解説していきますね。
【塗り替えのときの注意点】①防錆処理
ガルバリウム鋼板のような金属屋根は、一部でも錆び発生すると屋根全体の耐久性を低下させるリスクがあります。
塗装前の下地処理で防錆処理が必ず必要となります。
すでに発生してしまった錆びを残したまま、上から塗装を行ってもその部分から再び錆びが発生し、塗料がやられてしまいます。
【塗り替えのときの注意点】②下塗り
ガルバリウム鋼板の表面は汚れが付着しにくいように、表面がツルツルしているので、「下塗り」という作業をしておかないと塗料がしっかりと密着せず、短期間で、はがれてしまいます。
ガルバリウム鋼板の塗り替えの際は、接着剤の役割があるフィラーやプライマーと呼ばれる下塗り剤を使う工程が必要ですので、その工程を確認しておきましょう。
色以外もこだわろう!ガルバリウム鋼板は種類が豊富な屋根材
ガルバリウム鋼板は、大きく分けると4つの屋根材の種類に分けられます。
色だけでなくガルバリウム鋼板の種類も調べておくことが重要です。
自分のイメージに合うものを選びましょう。
- 横葺き
- 縦葺き
- 瓦調葺き
- 折板葺き
横葺きは屋根勾配が2.5寸以上となり、デザインとしては屋根に横のラインが入ります。
縦葺きは屋根勾配が0.5寸以上とかなりフラットな屋根でも使用可能で、屋根に縦のラインが入ります。
屋根材の種類に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【まとめ】ガルバリウム鋼板は色選びが重要な屋根材です
ガルバリウム鋼板は、色の種類が多く、色によって家の印象が大きく変わります。
屋根の場合、「つやあり」と「つや消し」では同じ色でも印象が大きく異なります。
「つや消し」は、汚れがつきやすいですが、落ち着いた印象となり、人気があります。
ガルバリウム鋼板の色選びは、外観の印象に大きく影響することを記載しましたが、メンテナンスの時期にも影響します。
◎シルバー、グレー・・・色あせ、汚れが目立ちにくいため、メンテナンス期間を長くしても気になりません。
ガルバリウム鋼板屋根は定期的にメンテナンスを行う必要があります。(10年~15年)
表面の塗装を触って、白い粉が手に付く現象(チョーキング)が発生したら、メンテナンスのタイミングです。
定期的に塗装することで、ガルバリウム鋼板の寿命を長くすることができます。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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