通気野地板という考え方。ありだと思います。
長寿命な住宅、安価な維持管理費実現住宅を考えると屋根には、通気野地板ってことになるかも?
サキドリで、通気野地板について紹介しま~す!
屋根構造
屋根は母屋の上に垂木が設置。
垂木の上に通常は野地合板ですが、ここに防水層となる透湿ルーフィングを施工。
垂木の上で落下に注意しながら、透湿ルーフィングをタッカー留め。
垂木以外にはタッカー留めがないため、雨漏りリスクはほとんどなし。
これで下地はOKです!
通気野地板
垂木・透湿ルーフィングの上に通気野地板を設置。
通気野地板は杉材9㎜を組み合わせて3層にしたパネル。
通気野地板を垂木に留め付け。
この上に屋根材を施工。
金属横葺を留め付けるビスは防水層まで届かない長さとする。
通気野地板の利点
①室内側から屋根上に向かって、排湿可能!
室内から透湿ルーフィングを通過して、通気野地の杉材の組み合わせ・隙間から湿気の移動が可能。
②通気野地まで来た湿気は通気野地板の杉材の空間を通って、3方向に拡散する。
屋根の端部から外気へ排湿!
③屋根材から浸入した雨水は通気野地板の杉材間を通って、透湿ルーフィング上を流れる。軒先部からとい内へ排水される。
高防水が実現!
④垂木上しかルーフィングに孔が開いていないホールレス仕様が簡易に実現!
①~④により高防水・高耐久の屋根を実現可能!
国総研の耐久性向上共同研究の成果に近い仕様を実現可能!
通気野地板を使用することで、国総研の耐久性向上共同研究の成果に近い仕様を実現可能!
共同研究では通気下地屋根構法という高耐久仕様の屋根を開発!
詳しくは、
この高耐久仕様を通気野地板は簡単に実現できる!
まとめ:高耐久仕様を実現可能とする通気野地板はありだと思います。
通気・高防水・高耐久・高強度を実現できる通気野地板はこれからの野地板と言えます。
どんな屋根材にも対応可能!
透湿ルーフィングとの組み合わせで、長期優良住宅の屋根にはピッタリの仕様と言えます。
詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
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