屋根修理の押し売りに気をつけよう!手口や断り方を徹底解説

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

屋根修理の押し売りの手口を知りたい
屋根修理の押し売りの対処法を知りたい
屋根修理の押し売りに狙われない秘訣を知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「屋根修理の押し売りの手口や対処法を知りたい」「屋根修理の押し売りに狙われない秘訣を知りたい」という方に向けて解説しています。

屋根修理の押し売りの被害に合う人が後を絶ちません。屋根修理の押し売りはパターン化しているため、手口や対処法を知っておくことが重要です。

本記事では、屋根修理の押し売りの手口や対処法について解説します。
押し売りに狙われない秘訣なども紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根修理の押し売りの代表的な3つの手口

屋根修理の押し売りはある程度パターン化しているため、代表的な手口を知っておくことが対策となります。

屋根修理の押し売りの代表的な3つの手口を紹介します。

  1. 飛び込み営業
  2. 火災保険を利用した修理
  3. 割引やキャンペーンの強調

次の章から詳しく解説していきますね。

 

【屋根修理の押し売りの手口】①飛び込み営業

屋根修理の押し売りの多くは飛び込み営業です。

屋根修理の飛び込み営業でよく使われる手口は以下となります。

  • すぐ修理が必要だと不安をあおってくる
  • 無料で診断すると屋根に上がろうとしてくる
  • 大手住宅メーカーからの依頼だと油断させてくる
  • たまたま通りかかったように偶然を装ってくる

とにかく話を聞いてもらえるように突撃してくるので注意しましょう。

屋根修理の飛び込み営業の詳しい手口はこちらで解説していますのでご覧ください。

屋根修理の飛び込み営業は悪質!5つの手口と見分ける方法を解説!

 

【屋根修理の押し売りの手口】②火災保険を利用した修理

屋根修理の押し売りには、火災保険を利用した修理を勧めてくる手口が多いです。

屋根の状況によっては火災保険は支払われない場合が多いです。

しかし、必ず火災保険を使って屋根修理ができるかのようなセールストークをしてくるので注意してください。

屋根修理で火災保険を使うためには、以下の5つの条件があります。

  1. 風災の被害があること
  2. 修理が必要になって3年以内
  3. 修理費用が20万円以上
  4. 必要書類を集めて提出
  5. 自分で申請

とくに屋根に風災による被害があることが必須の条件です。

経年劣化の屋根修理では火災保険を利用することはできませんので、押し売り業者にだまされないようにしましょう。

火災保険を利用した屋根修理が可能となる条件について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

屋根修理で火災保険が使えるの?5つの条件と申請までの流れを解説!

 

【屋根修理の押し売りの手口】③割引やキャンペーンの強調

屋根修理の押し売りには、大幅な値引きや今だけのキャンペーンを強調して、その日に契約させる手口があります。

大幅な値引きによる契約のからくりは、元々異常な利益をのせた金額を提示しているということです。

恐らく大幅な値引きをしたあとの金額でもまだ通常よりは高い可能性があります。

また、値引きした分だけ粗悪な材料を使ったり、手抜き工事をされたりするリスクが高くなります。

押し売り業者の今だけのキャンペーンは一年中わたって行われているので、今日でも来週でも関係ありません。

しかし、上司に電話をして演技することで今だけを強調するパターンもあります。

押し売り業者はとにかくあの手この手でその日に契約させる手口なので絶対にすぐに契約することはやめましょう。

 

屋根修理の押し売りの断り方を紹介

屋根修理の押し売りの断り方を紹介します。

  • 質問に答えたり要求には応じない
  • はっきりと断る
  • 相手の身分などを明らかにしてもらう
  • 会話の録音や防犯カメラの撮影など記録に残す
  • 身内に修理業者がいると言う
  • 悪質な場合は警察を呼ぶ

屋根修理の押し売りと話しをしても、お客様が得することはありません。

最初の段階で、やり取りせずにはっきりと断ることをオススメします。

運悪く相手をしてしまった場合、押し売りはあの手・この手で粘って帰りません。

何時間でも契約するまで帰らないパターンが多いです。

居座られるなど悪質な場合はトイレなどに行って、そこから電話して警察を呼びましょう。

断り方についてこちらの記事で詳しく解説しています。

屋根修理の強引な営業の5つの断り方とは?断るための心得も解説

 

押し売りに狙われないようにするための3つの秘訣

押し売りに狙われないようにするための3つの秘訣を紹介します。

  1. 居留守を使う
  2. 家や庭などをキレイにしておく
  3. 定期的に点検し屋根の状態を把握しておく

以下それぞれについて簡単に解説します。

①居留守を使う

狙われないようにするには、そもそも対応せずに居留守を使うことがオススメです。

押し売りは建物の外見から狙う家を判断します。

  • 太陽光温水器が屋根に設置してある
  • 後付けの太陽光パネルが屋根に設置してある
  • 屋根が瓦である

上記屋根は押し売り業者が狙う目印と言われています。

この家は居留守を使うと分かれば、居留守の目印を付けられて狙われなくなる可能性もあります。

 

②家屋や庭などをキレイにしておく

家屋や庭がキレイだとつけ入るスキがないと思われる傾向があります。

普段から家屋や庭をキレイにしておくことで狙われなくなる可能性があります。

とくにスレート屋根が変色しているとそれを目印にしてくるので、定期的な塗装工事も有効です。

③定期的に点検し屋根の状態を把握しておく

普段から信頼できる優良な業者に点検してもらい、屋根の状態を把握しておくことも大切です。

押し売り業者が不安をあおる何かを言ってきても、「しっかり点検してもらっているので大丈夫」ときっぱりと断ることができます。

また、台風などの後には屋根を地面から眺めて、屋根に違和感があるか確認しておくことが有効です。

台風後はチャンスタイムとばかり、屋根修理の押し売り業者が増えますので、その前に自分で屋根の状態を把握しておきましょう。

優良な屋根修理業者の探し方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!

 

屋根修理の押し売りで契約してしまった場合の対処法

屋根修理の押し売りで契約してしまったときは、早めに対応しましょう。

押し売りが訪問販売の場合は、「クーリングオフ」という制度があり、契約日から8日以内にクリーングオフすることを業者に伝えれば、違約金なし・無料でキャンセルできますので、すぐに行動してください。

また、不安だと思いますので、専門窓口への状況説明や相談(消費者ホットライン188・住まいるダイヤル0570-016-100)をして、対処法についてアドバイスをもらいましょう。

注意点としては、押し売り業者が訪問販売はクーリングオフの制度が適用されますが、webやテレビコマーシャルなどを見て、業者を呼び出した場合は、訪問販売ではなくなるので、クーリングオフが適用されません。

怖いことに押し売り業者がテレビコマーシャルをする事例も起きていますので、その日すぐに契約しないことが大切です。

「クーリングオフ」の方法はこちらの記事をご覧ください。

訪問販売業者と契約して不安を感じている方は、クーリング・オフしましょう!

 

屋根修理で急がなければならない症状とは

屋根修理の押し売りや屋根修理の飛び込み営業では、今すぐに修理しなければならないと契約を急がせます。

しかし、すぐに修理しなければならない屋根の症状などありません。

自然災害などで屋根材が飛散した場合などは、契約・修理の前にブルーシートなどの応急処置が必要です。

それ以外に緊急性のある屋根の不具合は基本的にはないので、だまされないようにしましょう。

 

屋根修理の費用相場を知っておこう

屋根修理の費用相場をある程度理解しておくと、屋根修理の押し売りや飛び込み営業で契約してしまうリスクが下がります。

押し売り業者や飛び込み営業は法外な金額で契約を結びます。

例えば、屋根の葺き替えで400~500万円という金額はかなり大きな屋根でしか見ない金額ですので、そんな金額を見たらヤバイと思ってください。

一般的に目安となる大きな屋根修理工事の費用相場を紹介します。

修理内容約100㎡の建物の費用相場
屋根材の葺き替え
※古い屋根材を撤去して、新しい屋根材を施工
100~240万円
瓦の葺き直し
※瓦を部分的に外しながら、ビス留めする
70~150万円
カバー工法
※金属屋根、アスファルトシングルで重ね葺き
80~150万円
塗装
※既存のスレート・金属屋根を塗装
40~80万円

上の表を何となく覚えておくとカバー工法で250万円なら葺き替えができる金額なので、ちょっと怪しいと思うことができます。

だます方は大きく儲けたいので、大きな屋根修理の費用相場をイメージできることが大切です。

部分的な屋根修理の費用についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

屋根修理の費用相場は?具体的な金額や工期についても解説します!

 

【まとめ】普段から屋根の状態を知っておこう

屋根修理の押し売りはある程度パターン化しているため、代表的な手口を知っておくことが対策となり、3つ紹介しました。

  1. 飛び込み営業
  2. 火災保険を利用した修理
  3. 割引やキャンペーンの強調

つまり、飛び込み営業で「火災保険での屋根修理」や「お得感でその日に契約をせまる」業者は押し売り業者なのです。

屋根修理の押し売りと話しをしても、お客様が得することはありません。

最初の段階で、やり取りせずにはっきりと断ることをオススメします。

押し売りは建物の外見から狙う家を判断し、以下の3つの屋根は狙われやすいです。

  • 太陽光温水器が屋根に設置してある
  • 後付けの太陽光パネルが屋根に設置してある
  • 屋根が瓦である

これらが当てはまる方は「普段から信頼できる優良な業者に点検してもらい、屋根の状態を把握しておくこと」が有効な対策となります。

押し売り業者が不安をあおる何かを言ってきても、「しっかり点検してもらっているので大丈夫」ときっぱりと断ることができるからです。

屋根修理の押し売りや屋根修理の飛び込み営業では、今すぐに修理しなければならないと契約を急がせます

しかし、すぐに修理しなければならない屋根の症状などありませんので、絶対にその業者とは契約しないようにしましょう。

 

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