目次
住宅のトータルコストを大幅に下げるお得な情報!!
新築住宅/住宅購入をご検討の皆様へ
「よーし!マイホームを買おう!」
奥様や子供さんの圧力によって、ついに、人生最大の買い物の決断をしたあなた!
これからいろいろな選択にせまられることでしょう。
いろいろな人がいろいろな事を言うので、何を信じていいのやら?
不安になっていることだと思います。
(私もそのときは、とっても不安だったから・・・)
◎建売住宅を買うか、土地を買って家を建てるか?
◎物件探しをどうするか?
◎住宅ローンをどうするか?
◎・・・
特に、住宅ローンについては、金利によって総返済額が大きく変わりますので、慎重になりますよね・・・
そんなあなたに耳よりの情報があります。
「屋根を少し考える」だけで、住宅ローンの金利差1%以上のお得が・・・
あまり知られていませんが、屋根のプロとして正しい情報を伝えたいので、少しの時間、お付き合いください・・・
住宅ローンを考えてみた
住宅ローンには大きく分けて民間融資、公的融資、協調融資という3つの種類がある。
それぞれの特徴を確認しながら、自分に合った種類をお選びくださいね・・・
【フラット35】とは?
ここでは、わかりやすく比較できる【フラット35】(変わらない固定金利が魅力)で検討します・・・
【フラット35】は、住宅金融支援機構と民間金融機関との連携で行われる融資。(協調融資)
借入時に決められた金利がずっと適用される「長期固定金利」が特長で、一定基準に適合する住宅の購入、建築に利用できる。(返済期間35年がとなると、最低35年間住める住宅性能がないとだめ)
窓口になるのは民間金融機関で、金融機関によって金利が異なります。
単純な比較
金利の違いはどれくらいの総返済額の差になるか?みてみます。
条件1.借入金1,500万円を返済期間35年で、融資金利1.00%、返済方法は元利均等
条件2.借入金1,500万円を返済期間35年で、融資金利2.00%、返済方法は元利均等
条件1と2の条件の違いは、金利1%。
すると、35年間の返済では、
条件1 毎月4.3万円 総額1,779万円
条件2 毎月5.0万円 総額2,087万円
⇒差額は308万円となります。(借入金1,500万円の約20%にあたります)
結構、大きな差になりますね・・・
もう少し具体的な比較
それでは、もう少し具体的な設定での比較をしてみます。
Aさんは35歳、結婚して6年目です。
子供は2人、「そろそろ、マイホームがほしい」と検討中。
運良く、親の敷地内に住宅を建てようという話に・・・
頭金300万円で、借入金3,000万円、返済期間35年を考えています。
この条件の現在のフラット35では、融資率が9割以下となるため、
融資金利1.060~1.630%の金利の範囲(最高~最低で、0.570%の差)となっていますので、
最低金利1.060%の場合:毎月8.6万円 総額3,593万円
最高金利1.630%の場合:毎月9.4万円 総額3,939万円
⇒差額は346万円となります。
総建設費3,300万円の1割以上であり、大きな差額となってきますね・・・
そのため、少しでもいい条件で借りたいといろいろ比較検討するので、苦労しますよね・・・
「屋根を少し考えるだけで」
そこで、本題に入ります。
建てる住宅の屋根について、Aさんに考えてもらうことにしました。
屋根を少し考える
Aさんが検討した屋根は3つです。
①お母さんが「屋根は安い方がいいのでは?」と勧めた・・・化粧スレート屋根
②友達の神谷が「屋根は瓦がいいのでは?」と勧めた・・・瓦屋根
③工務店さんが「屋根は軽い方がいいのでは?」と勧めた・・・金属屋根(ガルバリウム鋼板)
以上、3つの屋根でシミュレーションを行いました。
3つの屋根のシミュレーション(返済期間と同じ35年間の総費用)
新築時の屋根の価格は、
①化粧スレート屋根 50万円
②瓦屋根 80万円
③金属屋根 60万円
ということで、瓦屋根が20~30万円高くなります。
(この価格差があるので、瓦は高いと一般の方へ刷り込まれています・・・)
住宅コストは新築時購入時だけではなく、住んでいる間も発生します!(いわゆる、維持管理費とかライフサイクルコストといわれるもの)
そこで、35年ローンということで、35年間の維持管理費についても検討しました。
すると、驚愕(きょうがく)の事実が
①化粧スレートは表面が塗装仕上げの商品のため、10年毎に再塗装が必要となります。
すると、10年目、20年目に約90万円ずつ必要となります。
さらに、30年目に葺き替えを行うので、約220万円ぐらい必要です。
35年間の合計で450万円以上の費用となります。(化粧スレート屋根)
②瓦は塗装品ではないので、再塗装の必要がありません。
さらに、60年以上は大丈夫と言われていますので、30年目に葺き替えることもありません。(公的なCASBEEいう規格では、瓦屋根は60年と規定)
35年間の合計で80万円しか費用はかかりません。(瓦屋根)
③金属屋根は表面が塗装仕上げの商品のため、10年毎に再塗装が必要となります。
すると、10年目、20年目に約90万円ずつ必要となります。
さらに、30年目に葺き替えを行うので、約230万円ぐらい必要です。
35年間の合計で470万円以上の費用となります。(金属屋根)
Aさんは②瓦屋根を選ぶことで、370~390万円以上もお得になります。
このシミュレーション結果からAさんは迷わず②の瓦屋根を選ぶことでしょう。
皆さんは”瓦屋根がとても高い”と刷り込まれていたのではないでしょうか?
実は、瓦屋根は圧倒的に安いのです・・・
それでも伝わらない・・・
しかし、ここまで説明しても、まだ、伝わっていない方も多いのでは?
・”瓦が安い”と急に言われても?
・そうは言っても、「屋根は軽い方がいい」と工務店さんがいうから・・・
・屋根には興味がないから、どちらでもいい・・・
・新築時は、一番安い屋根でいい・・・
確かに、屋根を選ぶ基準はいろいろあります。
そこで、住宅を購入しようと考えている皆様がよくわからない・・・けど、損したくないから必ず比較する”住宅ローンの金利差”と”屋根を少し考えた差”を比較してみます。
”住宅ローンの金利差”と”屋根を少し考えた差”の比較
住宅ローンのシミュレーションは目にされた方も多いと思います。
しかし、屋根のシミュレーションは初めてではないでしょうか?
そこで、屋根のシミュレーション結果と住宅ローンのシミュレーション結果を比較してみます。
まず、単純な比較(借入金1,500万円の金利1%分と比較)してみますと、
屋根(瓦-スレート・金属)の差額380万円>住宅ローン(金利1%分)の差額308万円
⇒瓦屋根は住宅ローン金利マイナス1%以上の効果がある
具体的な比較(借入金3,000万円のフラット35最大金利差0.57%分と比較)してみますと、
屋根(瓦-スレート・金属)の差額370万円>住宅ローン(金利0.57%分)の差額346万円
⇒瓦屋根はフラット35の最大金利差0.57%分以上の効果がある
”屋根を少し考えた差”(35年間で370~390万円差)は、「屋根?」とピーンとこなくても、”住宅ローン金利マイナス1% 以上お得”、なら心が動いたのではないでしょうか???
住宅ローン金利差が1%あれば、銀行の営業マンが借り換えを勧めてきます。
そして、ほとんどの方は借り換えをされるのではないでしょうか?
大げさに言うと、住宅ローンをどこで借りるか検討する前に、「屋根を瓦とする」決定の方が「お金を考える」上では重要なのかもしれませんね・・・
最後に・・・
ここまで、読んでいただきありがとうございます。
もしかすると、なぜ、このことをみんな知らないのか?と疑問を持たれた方がいるのでは・・・?
それは、今までの住宅は、30年程度で建て替えされていたので、屋根の差は注目されていなかったからです。
(30年で壊す家の屋根は、30年でボロボロになってもよかったのです・・・)
また、残念ながら屋根を10年毎に再塗装した方が、商売になると考えている建築会社も数多くありますので・・・
結局、屋根の正しい情報は、一般のお施主さまへ屋根屋が発信するしかないのです・・・
もちろん、住宅の仕様は”費用”だけを基準に選ぶものではありません。
地域性、敷地条件、業者による建設条件やデザイン性、生活様式など、他にも、いろいろな基準で選ぶことになります。
その1つに「屋根を少し考えるだけで」の効果も入れて選んでほしいのです。
大切なマイホームですから・・・
まとめ:「屋根を少し考えるだけで」370万円以上お得!(金利1%以上分)
・「屋根を少し考える」ことは住宅ローンをどこで借りるか検討することより重要
・「屋根を少し考える」ことで、住宅ローン金利1%分よりも費用削減できる
住宅の他の部分(壁、サッシ、基礎、設備など)において、材料の選択によって、屋根ほど大きな差がでる部分は他にありません。
住宅ローン金利1%の差があれば、100人中99人は、安い金利に借り換えを行うことでしょう!
くどいほど言いますが、瓦屋根を選択することはそれ以上の効果があるのです。
住宅購入において、「屋根を少し考えるだけで」の効果を是非、活用してくださいね~!
専門用語もあり、わかりにくい所もあったかと思います。
できるだけやさしくご説明いたします!
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください!
お電話でも大丈夫ですよ!(担当:神谷あきのり)
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