雨漏りする時としない時がある3つの理由とは?放置するリスクも解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆!

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 雨漏りする時としない時がある理由について知りたい
  • 雨漏りする時としない時がある状態を放置するリスクを知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「雨漏りする時としない時がある理由について知りたい」「雨漏りする時としない時がある状態を放置するリスクを知りたい」という方に向けて書かれています。

なぜ雨漏りする時としない時があるのでしょうか?
雨の日に必ず雨漏りする訳ではないなら、少し様子を見てみようと思う方も多いのではないでしょうか?

本記事では、雨漏りする時としない時がある理由について解説していきます。
雨漏りする時としない時がある状態を放置するリスクについても解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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雨漏りする時としない時がある3つの理由とは

雨が降ると必ず起こる雨漏りは少数で、ほとんどの雨漏りは雨漏りする時としない時があります。

雨漏りする時としない時がある3つの理由を紹介します。

  1. 風雨の方向
  2. 初期の雨漏り
  3. 異常な降雨条件

 

それぞれについて次の章から詳しく解説していきます。

 

【雨漏りする時としない時がある理由】①風雨の方向・雨量

雨漏りする時としない時がある理由として、風雨の方向・雨量が大きく影響しています。

雨漏りの浸入口となっているところが水平面(屋上、バルコニーの床)でなければ、風雨の方向によって、雨漏りする時としない時が発生します。

屋根面や外壁面は向いている方位がありますので、浸入口のある方位と異なる風雨の方向の場合、雨漏りが発生する可能性は低くなります。

例えば、南面の外壁が劣化して浸入口となっている場合、風雨の方向が北からだと雨漏りは発生しないです。

また、雨量が少ない場合、当然ですが雨漏りしにくいです。

 

【雨漏りする時としない時がある理由】②初期の雨漏り

初期の雨漏りは、雨漏りする時としない時があります。

雨漏りの初期段階では、雨水が浸入する隙間がまだ小さいため、浸入量は少なく雨漏り箇所まで流れつかない可能性が高いです。

浸入する隙間はヒビ割れ、ズレによるもので、家の屋根・外壁などのわずかな劣化や破損が始まりのものが多いです。

わずかな隙間に大量の雨が当たることで、雨漏りが始まります。

隙間がわずかなため、ある量を越えない雨の場合は雨漏りしないのです。

雨量により雨漏りする時としない時が分かれます。

 

【雨漏りする時としない時がある理由】③異常な降雨条件

雨漏りする時としない時があるのは、最近の激しい気候変動が起こす異常な降雨条件が原因となっています。

近年のゲリラ豪雨による雨量や巨大台風による強風雨などは従来、想定している住宅仕様を越えています。

想定外の雨量、強風によって、屋根・壁・サッシなどから雨漏りすることがあります。

一方で、想定内の雨量、風速であれば、雨漏りしないことから異常な降雨条件が理由となります。

 

雨漏りする時としない時がある状態を放置するリスク

雨漏りする時としない時がある状態を雨漏りを放置するリスクについて紹介します。

雨漏りは修理せずに自然と直ることはありません。

降雨条件等によっては、室内までの雨漏りは発生していなくても、建物内へ雨水浸入している可能性もあり、ひそかに劣化が進行するリスクと言えます。

雨漏りを放置するリスクは以下となります。

  • シミが発生する
  • 木材は腐って金属はサビる
  • カビやシロアリが発生する
  • 漏電で火災が発生する
  • 家の寿命が減る

 

一度でも雨漏りが起こった場合は、早期に原因調査を行い雨漏り修理を行うべきです。

 

雨漏りを放置する弊害について詳しくはこちらの記事で解説しています。

雨漏りを放置すると待っている5つの弊害とは?屋根屋が徹底解説

 

大雨のときに雨漏りしやすい場所

大雨のときに雨漏りしやすい場所について紹介します。

  1. 陸屋根・バルコニー
  2. 屋根の劣化
  3. 外壁やサッシのコーキングの劣化
  4. 外壁のヒビ割れ

 

①陸屋根・バルコニー

陸屋根・バルコニーなどは傾斜が少ないため、大雨では雨水が滞留しやすい場所です。

周辺はパラペットが立ち上がっており、排水口からしか排水できません。

排水口がゴミ・落ち葉・土ぼこりなどで詰まっていたりすると排水能力が低下し、雨水が溜まることで雨漏りすることがあります。

 

②屋根の劣化

傾斜屋根の劣化部分では、雨水が屋根材の中へ浸入しやすいです。

大雨では浸入する雨水が多くなり、屋根材下の防水シートを突破して雨漏りにつながります。

 

③外壁やサッシのコーキングの劣化

外壁やサッシのコーキングの劣化部分では、大雨で雨水がコーキングを突破してしまいます。

大量に雨水が外壁の防水シート上へ浸入すると雨漏りになります。

 

④外壁のヒビ割れ

外壁のヒビ割れ部分では、大雨で雨水が外壁内へ浸入します。

大量の雨水が外壁の防水シート上へ浸入すると雨漏りになります。

 

知っておきたい雨漏りの原因

知っておきたい雨漏りの原因として、よくある雨漏りの原因を紹介します。

  • サッシまわりからの雨漏り(コーキングの劣化)
  • 笠木と外壁の取合い(陸屋根・バルコニー)からの雨漏り
  • 外壁の目地・ヒビ割れからの雨漏り
  • 防水層とサッシの取合いからの雨漏り
  • 屋根の壊れた部分からの雨漏り
  • 天窓の劣化部からの雨漏り

 

サッシまわりからの雨漏りが圧倒的に多いです。

サッシまわりのコーキング劣化やサッシまわりの防水シートの不具合などが原因となります。

外壁・屋根・防水・サッシなど違う部位との取合いから雨漏りすることが多いです。

防水の連続性が途切れたり、施工者が変わることで雨漏り対策が不十分であったりすることが原因です。

 

雨漏りの原因箇所を自分で探してみよう

雨漏りの原因箇所を自分で探すには「目視調査」がオススメです。

特別な道具や建物の破壊を行う必要もなく、最も簡単かつ低リスクに行える調査です。

目視による調査の基本は2つです。

  • 孔開き・ヒビ割れの部分を探す
  • 他の部分と異なる部分を探す

 

雨漏りに近い場所の外側を探すだけですので、自分でトライすることもありだと思います。

ただし、はしごに登ったり、屋根に上がることは危険なのでやめておきましょう。

「目視調査」で気になる箇所があった場合は、実際に水をかける散水をして確認してみることもありです。

 

「散水調査」の様子をYouTubeで紹介しているので参考にしてください。

 

 

雨漏りを未然に防ぐための予防策

雨漏りを未然に防ぐための予防策を紹介しておきます。

  • 定期的な点検
  • 定期的な掃除
  • 定期的なメンテナンス
  • 建物のデザイン・仕様を雨漏りに強くものとする

 

雨漏りを未然に防ぐには定期的な点検・掃除・メンテナンスが有効です。

点検・掃除を行うことで、自然災害による雨漏りを防ぐことができます。

また、建築材料は寿命が決まっていますので、寿命ごとでメンテナンスすることで劣化による雨漏りを防ぐことができます。

さらに、新築時のデザイン・仕様を雨漏りに強いものを選んでおくことも重要です。

傾斜屋根で軒の出を出すことは、雨漏りリスクを大幅に軽減できます。

 

【まとめ】雨漏りする時としない時があっても対策を!

雨が降ると必ず起こる雨漏りは少数で、ほとんどの雨漏りは雨漏りする時としない時があります。

雨漏りは修理せずに自然と直ることはありません。

降雨条件等によっては、室内までの雨漏りは発生していなくても、建物内へ雨水浸入している可能性もあり、ひそかに劣化が進行するリスクと言えます。

一度でも雨漏りが起こった場合は、早期に原因調査を行い雨漏り修理を行うべきです。

 

雨漏りについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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