雨漏りで虫が発生する原因は?発生する虫の種類も紹介します

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆!

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 雨漏りで虫が発生する原因について知りたい
  • 雨漏りで発生する虫の種類を知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「雨漏りで虫が発生する原因について知りたい」「雨漏りで発生する虫の種類を知りたい」という方に向けて書かれています。

雨漏りは、室内に虫が大量発生する原因となります。
その原因やどんな虫が発生するのか気になりますよね。

本記事では、雨漏りで虫が発生する原因やその虫の種類について解説していきます。
対策方法まで解説している役に立つ記事になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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雨漏りで虫が発生する原因

雨漏りで虫が発生する原因は湿気があることです。

湿気はさまざまな害虫を呼び寄せる原因になり、害虫は建物や人へ雨漏りと同様に被害を与えることがあります。

雨漏りによって水分過多になった木材の状態が長期間続く(2週間以上)と、腐朽菌(木材を腐らせる菌)が繫殖し、木材の強度低下を進行させます。

雨漏りによって柱などが床下まで濡れるとその水分をたどって、シロアリが床下から上部へ活動できるようになり、シロアリに食べられた木材は強度低下します。

雨漏りで発生する虫の中で、シロアリは建物へ大きなダメージを与えるので要注意となります。

 

雨漏りで発生する虫の種類

雨漏りで発生する虫の種類を紹介します。

  1. ダニ
  2. ヤケヤスデ
  3. ゴキブリ
  4. シロアリ

 

次の章から詳しく解説していきます。

 

【雨漏りで発生する虫】①ダニ

ダニはカビをエサとする為、雨漏りにより建物の木材やクロスなどにカビが発生すると家の中でダニが発生しやすくなります。

繁殖したダニが布団や畳に住み着くと、虫刺されやアレルギー症状などの人的被害が起こることがあります。

 

【雨漏りで発生する虫】②ヤケヤスデ

ヤケヤスデは湿気を好み、腐った植物を食べるのですが、雨漏りによって家の柱や土台などの木材が腐ってしまうと発生しやすくなります。

 ヤケヤスデは直接的に人をかんだり、刺したりして害を及ぼす事はありませんが、さわると独特の臭い体液を出します。

臭い体液が目に入ったり、口に入れたりすると人に害を及ぼすリスクがあります。

 

【雨漏りで発生する虫】③ゴキブリ

ゴキブリは台所にある食べ物を狙って入ってくるというイメージが強く、雨漏りとは関係ないように思う人も多いです。

しかし、湿った場所を好んで隠れ場所や巣にすることがあるため、雨漏りで建物に湿気がこもっているとゴキブリが住み着きやすくなります。

特に夏季の湿気が多くなるときに、雨漏りが発生するとゴキブリが大量発生することがあります。

 

【雨漏りで発生する虫】④シロアリ

シロアリは湿った木材を好むため、建物の床下内の湿度が高いと侵入して木材を食べてしまうことがあります。

雨漏りで建物上部の木材が長い期間濡れていると、地中から侵入したシロアリが濡れた木材に沿って上がり、屋根や壁内の木材が食べられてしまう可能性があります。

シロアリに食べられた木材はスカスカとなり、強度が大きく低下するため、建物が変形したり、巨大地震で倒壊したりするリスクが高まります。

 

雨漏りによるシロアリの対策

雨漏りによるシロアリ対策としては、木材への水分の供給源である雨漏りをまず直すことが重要です。

床下の防蟻処理を行っても、雨漏りが続いているとその水によってシロアリが建物内の木材を食べつくしてしまう可能性があるからです。

雨漏り修理は早期であれば、大規模な工事にならず、10~30万円ほどで直せる事が多いので被害が少ないうちに修理してしまうべきです。

また、定期的な点検によるシロアリの被害の早期発見も対策となります。

防蟻処理は木材をシロアリが食べないように特殊な薬剤を塗布することで、5年おきに防蟻処理することが推奨されています。

 

雨漏り修理の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。

雨漏りの修理費用の相場はいくら?屋根屋さんが徹底解説!

 

雨の日は虫はどこに隠れている?

虫は、雨が降る前に気温の変化などを感じて軒下など雨をしのげる場所に移動を行う習性があります。

家の窓を開けていると軒下などに集まっている虫が室内に侵入しやすい状況になります。

虫は、雨の降る前から木や葉の裏側などに止まっていて、雨がやんで湿度が下がると虫の体が軽くなり活動的になります。

 

雨の翌日に出没する虫

雨の翌日にはクロバネキノコバエ・ハエ・蚊など多くの虫が出没します。

クロバネキノコバエ・ハエ・蚊・ゴキブリなど多くの多くの虫は、雨上がりで湿度の多い状態を好み活発に行動する特性があります。

普段土壌に生活をしているヤスデも、雨が降ると土壌中の水から逃れる為に土壌外に出てきてしまい、雨上がりに大量に発生することがあります。

 

【まとめ】雨漏りの湿気が害虫の発生につながる

雨漏りの湿気はさまざまな害虫を呼び寄せる原因になります。

害虫は雨漏りと同様に建物や人へ被害を与えることがあります。

雨漏りによって柱などが床下まで濡れるとその水分をたどって、シロアリが床下から上部の屋根や壁内で活動できるようになります。

シロアリに食べられた木材はスカスカとなり、強度が大きく低下するため、建物が変形したり、巨大地震で倒壊したりするリスクが高まるので、シロアリはもっとも注意を払う必要のある害虫です。

雨漏りによるシロアリ対策としては、木材への水分の供給源である雨漏りをまず直すことが重要です。

 

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