ホールレス工法ってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。
「長期優良住宅にはホールレス工法がいいよ!」と工務店さんに言われました。
Q:ホールレス工法ってなに? ~Q012~
A:屋根材を留める釘・ビスが下葺材(ルーフィング)を貫通しない葺き方。かつ、原則として、屋根材を施工する前の段階で目視できる範囲のルーフィングに釘・ビス・ステープル(タッカー)等で孔を明けない施工法。
瓦の釘・ビスでルーフィングに孔を開けない葺き方
瓦屋根の場合、流し桟木は9㎜×40㎜程度、瓦桟木は18×45㎜程度を使用しています。
瓦の留め付けはステンレスビス45~51㎜を使用することが多いです。(使用する瓦に適した長さとすること)
写真では見えませんが、流し桟木は垂木ピッチで留め付けします。
屋根材を施工する前は、基本的には流し桟木と瓦桟木の交点に、釘・ビスで留め付けただけの孔だけが明いています。
それ以外には、ステープル(タッカー)等の孔もルーフィングに明けないように施工します。
そのため、垂木上のみで、ルーフィングをステープルで留めることとします。
瓦を施工する前でも降った雨は孔が明いていないルーフィング上を流れるため、雨漏りの心配もありません。
瓦を施工後は、ルーフィングには紫外線があたることもなく、劣化しません!
仮に、強風雨で瓦の中に浸入した雨水でもルーフィング上を流れ、軒先で排出されます!
ルーフィングに孔も開いていないため、雨漏りすることもなく、防水構造全体としても長寿命と言えます!
ホールレス工法は安全安心で高耐久の屋根を実現します。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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