軒の出ってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。
「家の軒の出があった方が絶対いいよ!」と工務店さんに言われました。
Q:軒の出ってなに? ~Q011~
A:軒(のき)とは外壁から外にある屋根の部分のこと。軒の出は軒がでている長さのこと。軒の出は250㎜以上、300、450、600、900㎜が一般的である。軒の出がないor250㎜未満のものを軒ゼロと呼んでいる。
外壁から外にある屋根の部分の長さ。
軒の出は屋根の軒側とケラバ側で異なることがあります。その場合、厳密には軒先の出とケラバの出と区別して言います。
軒ゼロは新築において、軒ゼロ(箱型)住宅に採用されるため増加傾向となっています。
特に、都心部の狭小地では特にその傾向が強くなっています。
昔の住宅では、ほとんど軒の出がしっかりありました。
その利点として以下の通りです。
・壁・窓に雨掛かりすることを防ぐことができ、雨漏りリスクを軽減できます。
・夏の直射日光を室内に入れることを防ぎ、遮熱効果があります。
・雨宿りすることができ、また雨滴の跳ね返りで基礎や柱、外壁が濡れることを防ぎ、劣化を軽減できます。
軒ゼロの場合は、この利点がなくなります。
黄色の部分が軒・ケラバとも軒の出がありません。
特に軒ゼロ住宅の雨漏りが多く発生していると報告されていますので、その対策が必要となります。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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